不動産関連サービス業 時価総額ランキング2019下半期

上場している不動産関連のサービス業種24社(※)の2019年12月6日時点での時価総額を高い順にご紹介します。本年同年8月時点での同様の調査と比べて、ランキングはどのように変化したでしょうか。時価総額は投資家からの企業の評価のため、世相や会社の状況を敏感に反映します。(リビンマガジンBiz編集部)

※=編集部基準

画像=写真AC

集計方法

・2019年12月6日時点の時価総額、及び、2018年9月期から2019年8月期までに公表された企業の有価証券報告書に記載されている売上高を集計

・連結決算の場合は連結数値を集計

・「くふうカンパニー」は、2018年10月1日にオウチーノとみんなのウェディングの共同株式移転によって設立された会社のため、通期の売上高は不明

時価総額1,000億円以上の3社は変化なし 時価総額はいずれも増加

1位は不動産売買や住宅購入、賃貸に関する情報紙・情報サイト「SUUMO」を手掛けるリクルートホールディングスで、時価総額6兆7,499億2,100万円でした。2位は住宅ローンの連帯保証を行う全国保証で、時価総額3,075億1,300万円となり、3位は不動産投資家向けサービスを行うケネディクスで、時価総額1,344億8,400万円でした。3社とも2019年上半期の調査と変わらない結果となりました。

関連サイト

不動産関連サービス業 時価総額ランキング2019

3社の時価総額はいずれも増加しており、リクルートホールディングスは+6,156億3,400万円、全国保証は+254億8,300万円、ケネディクス+1億3,290万円となっています。昨年末の株価大暴落で落ち込んだ市場全体の株価の回復とともに、緩やかにですが、各社の株価が上昇していることが分かりました。

ランキング上位10社と、不動産関連サービス業種全体の市場傾向

続いて、ランキング上位4~10位までをご紹介します。

4位 アルヒ 895億8,800万円 上半期比+180億400万円

5位 LIFULL 736億9,800万円 上半期比+100億6,800万円

6位 夢真ホールディングス 734億200万円 上半期比+115億2,600万円

7位 じげん 628億8,700万円 上半期比-255億7,900万円

8位 くふうカンパニー 273億100万円 上半期比+125億9,300万円

9位 イントラスト 164億6,100万円 上半期比+4億1,300万円

10位 オオバ 156億1,400万円 上半期比+42億1,100万円

上位に大きな変化はなく、ほとんどの会社において時価総額が上昇傾向にありますが、じげんが前回4位から7位に下がり、時価総額も上位の会社で唯一のマイナスとなりました。じげんは「賃貸スモッカ」「マイスミ」などの不動産関連検索サイトを運営しています。今回の下落は、11月発表の上半期決算において業績が下方修正され、営業減益見通しになったことなどが影響しています。

不動産サービス企業の市場全体の時価総額は7兆6,491億5,500万円で、8月時点より1割ほど増加しています。時価総額が100億円を超えた会社も15社と4社増え、市場が順調に成長していることが分かりました。

ランキング結果の続きはこちら

 
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