不動産業界 新卒採用数ランキング 2019年10月集計

上場している不動産業116社(※)のうち新卒採用数を明らかにしている81社を対象に、過去3年分の新卒採用数をランキングしました。不動産業界も人手不足に悩んでいますが、その中で多くの新戦力を確保し、成長路線を拡大している、パワフルな企業をご紹介します。(リビンマガジンBiz編集部)

※編集部基準

画像=写真AC

集計方法

・2018年10月21日~22日の期間に、公式サイトや採用サイトなどを参照し独自集計

・集計上データがない場合は「非公表」とした

・「2018年」「2017年」「2016年」「過去3年の合計数」を集計

・野村不動産ホールディングスは公式採用情報ページに掲載されている6社の合計値を集計

・三重交通グループホールディングスは公式採用情報ページに掲載されている18社の合計値を集計

・東急不動産ホールディングスは公式採用情報ページに掲載されている21社の合計値を集計

・日新不動産グループ・スターツグループ・リログループはグループ全体の新卒採用数を集計

・「日本エスリード」は「エスリード」に改名

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過去3年で新卒採用数500人以上の企業は3社 上位に大きな変動なし


 

1位は東急不動産ホールディングスで、グループ全体の新卒採用数の合計は過去3年で1,678人でした。去年は1,486人でしたので、去年の同様の調査よりもさらに200人採用を増やしたことになります。東急不動産ホールディングスは単独では採用を行っていないため、公式サイトの採用情報に掲載されているグループ会社21社の合計採用数を集計しました。東急不動産ホールディングスは不動産業界屈指の子会社数を誇る大手不動産会社で、都市開発やマンション・戸建などの住宅事業、不動産仲介などを行っています。

参考サイト

不動産業界 新卒採用数ランキング 2018年10月集計

集計した21社のうち、1企業として最も新卒採用数が多かったのは、去年に引き続き東急リバブル株式会社で、3年間合計で565人にものぼります。引き続き活発な事業拡大路線を進めていることがわかります。

2位はスターツコーポレーションで、グループでの新卒採用数の過去3年の合計は969人と、千人近い採用数となりました。スターツコーポレーションは、人や街により添う「総合生活文化企業」として、建設や不動産、管理事業をメインとしつつ、金融や出版、高齢者支援事業などを幅広く行っています。

スターツグループは去年よりも一つ順位を上げましたが、去年の3位は集計時点で実数が公開されていなかった年度があったためで、昨年も実質2位だったと考えられます。グループ全体の採用数は、この2社が他社を大きく引き離す結果となりました。

3位には野村不動産ホールディングスがランクインし、677人となっています。

新卒採用数4~10位と業界全体の傾向

続いて、ランキング10位までをご紹介します。

リサーチ対象とした企業全体の過去3年間の採用数傾向はほぼ横ばいで、ランキング上位企業にも去年から大きな変動はありませんでした。オリンピック景気を受けて、不動産業界は好調が続いています。今後はオリンピック後も見据えつつ、採用数の増減や成長戦略を練る企業が増えて行くでしょう。

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