不動産業界 各新聞頻出回数ランキング 2019年10月集計版
上場している不動産業116社(※)を対象に、各企業の新聞頻出回数をランキングしました。新聞はインターネットとは異なる信用力を持ち、明るい話題で注目されれば強力なブランディングになります。日本で繰り返し新聞に載り、世間から注目された会社はどこなのでしょうか。(リビンマガジンBiz編集部)
※編集部基準
集計方法
・調査日:2019年10月1日
・2014年10月から2019年10月までの過去5年分を集計
・「APAMAN」には「アパマン」表記を含む
新聞頻出回数1万回以上の会社が3社もある!
1位はイオンモールで、3万6,122回と、昨年に引き続き圧倒的な1位となりました。イオンモールは全国各地でショッピングモールを開発・運営しており、デベロッパーとしてだけではなく小売業者としても名前が登場します。イオンモールの小売価格や販売状況が、物価上昇や景気判断の記事等に扱われやすいことから、この頻出回数となっていると考えられます。
イオングループは流行に敏感で、2017年9月には「台風の日にコロッケを食べる」というネット上のジョークに便乗。台風の日にコロッケのキャンペーンを開催し好評を博すなど、消費者の潜在ニーズをとらえた販売戦略で業績好調となっています。生活に密着した企業グループならではの頻出数になったといえるでしょう。
2位は三井不動産の1万9,230回、3位は三菱地所の1万8,166回となりました。国内の最大手デベロッパー2社はその事業展開の多彩さと高い知名度で、繰り返し新聞に書かれています。注目すべきはその回数の差が1,064回と比較的少ないことです。売上では三井不動産が大きくリードしていますが、知名度や話題性においては三菱地所が引けを取っていないことがわかります。
去年実施した同様のランキングとは集計方法が異なりますが、上位3社はいずれも変わらない順位となりました。
参考サイト
「不動産業界 各新聞頻出回数ランキング 2018年10月集計版」
新聞頻出回数ランキング4~10位 オープンハウスが飛躍
続いて、ランキング10位までをご紹介します。
4位 住友不動産 7,809回
5位 東京建物 4,789回
6位 ランド 3,121回
7位 ヒューリック 3,059回
8位 オープンハウス 1,890回
9位 野村不動産ホールディングス 1,799回
10位 東急不動産ホールディングス 1,734回
集計方法の違いがあるものの、上位の会社が大きくは変わらない中で、8位のオープンハウス(1,890回)の飛躍が目立っています。ここ1年では2018年10月2日~2019年1月1日ごろにかけて話題が多く、11月にオレンジ・アンド・パートナーズやAirbnbと協業し、民泊としての使用を前提にした住宅「ORANGE DOOR」の第一弾を東京・西日暮里にて販売開始したことが話題となりました。業績好調の記事も目立ち、同社が行う戸建て住宅販売の好調ぶりを反映しています。
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