不動産業界 30歳年収ランキング 2019
不動産業種の上場企業53社(※)を対象に、30歳代での平均年収を高い順にランキング形式で発表します。平均年齢が若く、また若い従業員も高収入が得やすい元気な不動産会社はどの企業でしょうか。あわせて平均勤続年数もご紹介します。(リビンマガジンBiz編集部)
※注=編集部基準
集計方法
・2018年4月期から2019年3月期までに公表された企業の有価証券報告書から集計
・従業員数50名以上
・平均年齢が30歳~39歳の10年間の企業の平均年収をランキング
・グループ会社の場合、有価証券報告書で公表されている単体会社の平均給与で計算
・賞与を含む
【参考】厚生労働省発表の「平成30年賃金構造基本統計調査」の業種「不動産業」から5年ごとの年齢階級別の賞与を含む年収を算出し、賃金カーブを作成すると、以下のようになります。
参考サイト
「賃金構造基本統計調査 / 平成30年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類(こちらから)
30代で平均年収900万以上の不動産会社は2社!
1位はダイビルで、平均年齢39.3歳、平均年収は953万2,000円となりました。ダイビルは関西を中心にオフィスビル賃貸業を営んでいる老舗デベロッパーで、近年はベトナムやオーストラリアでも事業を展開しています。
1923年の創業でありながら平均年齢が30代とフレッシュで、平均年収も1,000万円近くとなりました。また、平均勤続年数も10.4年と長く、多くの従業員が短期で離職することなく、安定して働いていることがわかります。
2位はプレサンスコーポレーションで、平均年齢30.4歳、平均年収は908万8,000円となりました。平均勤続年数は3.8年です。プレサンスコーポレーションは投資型マンションやファミリーマンションの分譲を主軸として、近畿圏、東海圏を中心に不動産開発を行っています。
プレサンスコーポレーションは平均年齢の若い会社らしく、AIを利用した不動産価格シミュレーション「Braight Simulator」を運営するなど、IT技術の活用にも積極的です。プレサンスコーポレーションは調査方法が異なる前回調査でも5位となっています。
参考サイト
「【2018年3月期 最新版】不動産業界 30歳予想年収ランキング」
30代で平均年収800万以上の会社は8社
続いて、平均年齢が30歳代で平均年収が800万円以上の企業をご紹介します。
なお、政府発表のデータから計算した不動産業種の30代の平均年収は456万3千円となっています。この平均年収を上回る企業は53社中46社となりました。東京オリンピックを控えた人手不足の折、今後ますます若い人材を確保しようとする動きが高まりそうです。