上場している不動産企業109社（※）を対象に、Twitterのアカウントごとのつぶやき総数と1日当たりの平均つぶやき数をランキング形式でご紹介します。Twitterをマーケティングに活用している企業が、活発に更新しているのを調査しました。今や情報発信にかかせないツールとなったTwitterで企業の透明性も見えてくるかもしれません。（リビンマガジンBiz編集部）
※注＝編集部基準
（画像＝Pixabay）
集計方法
・調査日：2018年12月3日～4日
・採用専用アカウント、および加盟店舗の個別アカウントは除く
・公式サイトに「ソーシャルメディア」としてリンクが掲載されているものは公式アカウントとみなす
・公式サイトに記載のないものは「タイトル」「プロフィール」「つぶやき内容」「公式サイトへのリンク」等から判断し、実質的に公式アカウントとして機能しているものを集計
Twitterつぶやき総数1万回以上、1日10回以上つぶやいている企業は2社！
1位はハウスコムで、2010年3月開始以来、公式アカウント「ハウスコム」のつぶやき総数は42万2,139回にものぼります。1日の平均つぶやき回数は131.92回で、こちらもダントツの1位となっています。ハウスコムは、日本全国で賃貸マンション・アパートなどの賃貸住宅の仲介や管理、損害保険代理業務などを行っている不動産会社です。
ハウスコムの更新頻度の高さの秘密は、1つの公式アカウントを、複数の店舗のTwitter担当者が共有していることです。各つぶやきの最後には、[吉塚店] [明大前店] [大曽根店]というように、各店舗の名前が明記してあります。フォロワーは5,600人近く、以前の調査では不動産業界Twitterフォロワー数ランキング5位に入っています。
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2位はオープンハウスで、2015年6月開始以来、公式アカウント「株式会社オープンハウス」のつぶやき総数は1万5,209回となっています。1日の平均つぶやき回数は12.08回で、こちらもハウスコムに次いで2位となっています。オープンハウスは、主に首都圏や名古屋で不動産売買の代理・仲介や、注文住宅の建築請負、新築戸建・マンションの開発などを行っています。
オープンハウスのアカウントには、1万1,000人以上のフォロワーがおり、Twitterフォロワー数ランキング3位、会社名の公式アカウントとしては109社中1位を獲得しています。
つぶやきの中では、たとえば「頭髪に良い物件ってあるんですか？」といった変化球の質問に悩みながら答えるなど、フォロワーが楽しくなるような発言があり、担当者のセンスが光っています。またヤクルトスワローズなどスポーツ関連のつぶやきが多いことも特徴です。
1・2位とも、活発に発言しているアカウントではフォロワー数も多いことが分かりました。
特に1位の、複数担当者による情報発信のケースは、Twitterで発信する内容がなかなか思い浮かばず更新頻度が上がらないという悩みを抱えている企業には参考になると思います。
Twitterつぶやき総数3000回以上・1日1回以上つぶやいている企業は11社
3位から11位までは以下のようになっています。
3位 リベレステ
総数6,229回 1日当たり約1.94回
4位 三井不動産運営「三井不動産レジデンシャル みんなの住まい」
総数5,989回 1日当たり約3.26回
5位 ＮＴＴ都市開発運営「新風館」
総数5,071回 1日当たり約1.73回
6位 三井不動産運営「はいむるぶし」
総数5,042回 1日当たり約1.75回
7位 サンヨーハウジング名古屋
総数4,573回 1日当たり約1.56回
8位 三井不動産運営「三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ」
総数4,115回 1日当たり約2.73回
9位 ＮＴＴ都市開発運営「LAQUE四条烏丸」
総数3,997回 1日当たり約1.29回
10位 三井不動産運営「三井ショッピングパーク ららぽーと」
総数3,844回 1日当たり約2.55回
11位 三菱地所運営「丸の内ドットコム【公式】」
総数3,661回 1日当たり約1.21回
以上の7社、11の公式アカウントが、3,000回以上のつぶやきと1日平均1回以上の更新を行っていることが分かりました。調査の際は、アカウント開設以来の日数で1日平均を出しているため、会社の非営業日を除くと、担当者は1日2回以上つぶやいていることになります。
1位から11位までのうち、7位のサンヨーハウジング名古屋以外の企業は、Twitterフォロワー数ランキングでトップ10に入っています。やはり、活発な発信がフォロワー獲得に有効なようです。
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