不動産業界 経常利益の増加率TOP10
・2017年4月~2018年5月期の期間で報告されている企業の決算書・有価証券報告書をもとに集計
・連結決算情報の売上高と経常利益を元に計算
1位のサンウッドは、前年期の経常利益2,000万円に対して、今期4億2,500万円と、2095%増加しています。都心で竣工した新築マンション引き渡しや、収益物件の販売などにより売上が伸び、そちらに伴って経常利益も大きく伸びた形になりました。
上記企業のほとんどは、このように事業が好調で売上が伸長し、それに伴って経常利益が増加した企業ばかりです。しかし、一部の企業は、売上は前年期と比べても変化はないのに経常利益が増加しています。
3位のエコナックホールディングスでは、売上高は前年期105%成長ですが、経常利益は231%増加しています。同社は、メインの事業を不動産から温浴事業に移したことで売上は微増でありながら、経常利益を大きく伸ばしています。
有価証券報告書によると、温浴事業の営業利益は171,638千円と前年期683.7%増の一方で、不動産事業では103.866千円で前年期比45.8%減となっています。より利益率の良い事業にウェイトを移行することで、営業利益が伸び、経常利益も押し上げられたようです。