古い一戸建ての空き家を売却するときには、そのまま建物を残すか、解体して土地のみ売却するか悩むものです。売主が個人的に有利な方を選択しても、買い手によっては、逆の売却条件を望んでいることがあります。そのため、単に古いからと、自己判断で解体してしまうのは待ちましょう。まずは、一戸建ての価値や、税金、解体費用などを考慮しながら、メリットとデメリットをチェックして、良い物件売却につなげることが大切です。

古い空き家を残したまま売却するメリット

一般的に、一戸建ては築20年以上になると、価値がないものとみなされます。そのため、解体しても、売却価格が下がってしまうなどの価格変動はありません。しかし、20年以上の一軒家でも、欠陥がないものであれば価値が出ることもあります。少しでも売却価格を高くしたいなら、築年数にこだわらず、まず物件の状態を重視することが大切です。逆に、20年経っていない物件でも、外壁や屋根がボロボロの状態であれば、価値がほとんどないものと言って良いでしょう。買い手が、物件の築年数を知るのは、物件の住所を確認することのようなものです。肝心なことは、売却物件がどんな状態であるかによるので、解体前には一度物件を客観視してチェックしてみましょう。

古い空き家を解体して土地だけを売却するときに起こるデメリット

古い空き家があると、買い手がつかなくなってしまうと、物件を解体して売却する人もいるでしょう。しかし、建物なしの更地にしてしまうと、住宅用地の6倍の固定資産税を払う義務が発生するので気を付けましょう。逆に、土地に建物があれば、税金が更地の1/6で済むので無駄に税金を払わずに済みます。そのため、物件が古いからと、無闇に処分しないようにしましょう。

古い空き家を、解体すべきか残すべきか、判断が難しいこともあります。そんな時は、自己判断をせずに、不動産会社へ赴くのもオススメです。プロの目で見れば、物件の価値がわかるので、損のない売却をすることができるでしょう。

 
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