マンションを売却する時には、金額を受け取るだけでは成立しません。不動産会社と契約した時や決済をする時には、いろいろな書類が必要となりますので、今から用意しておきましょう。書類によっては、任意のものもあるので、自分が該当するかしっかりチェックしておくことが大切です。一度書類を揃えたら、大きめの封筒などにまとめて保管しておきましょう。また、書類を寄せ集めている最中は、揃った書類や準備中の書類を、付箋紙などにメモしておくことをおすすめします。
マンションの売却に必ず用意しておくべき書類
本人確認証明書・・・パスポートや免許証などの身分証明書
登記済権利証・・・物件の所有権を引き渡すための書類
評価額証明書・・・登記をする時に必要となる書類
納税通知書(固定資産税)・・・物件や都市計画などの納税額の証明書
物件の図面・・・物件がどのような構造をしているか図解したドキュメント
マンションの管理ルールなど・・・管理費やペットなどマンションの基本的な公共規約書
実印・・・物件を使用している全員の人の実印
印鑑証明書・・・発行日から3ヶ月以上経っていないもの
マンションの売却に任意で用意する書類
住民票・・・住んでいる住所と登記の住所が異なる時に必要となります。
ローンの残高証明書・・・物件の支払いは完了しているのか、不動産会社や買い手が確認するための証明書
地積測量図・・・マンションの土地の形を知るための図面
地盤調査報告書・・・マンションの耐久性や地震対策に大切な情報となります
住宅性能評価書・・・西暦2000年以降に建築確認取得をしたマンションに該当
マンション売却に必要となる主な書類をピックアップしましたが、この他にもありますので、臨機応変に対応しましょう。マンションは一軒家と異なり、管理費や公共スペースのルールなども、買い手にとっては大切な情報となります。また、見た目のデメリットを書類でカバーできることがあるので、有利となる書類はできるだけ揃えておきましょう。