誰もが知っている大きな公園から、子供の頃遊んでいた小さな公園まで、都内には膨大な数の公園があります。その公園の歴史や背景を調べてみると、ひとつひとつに興味深いエピソードや逸話があるようです。

今回は、東急田園都市線「三軒茶屋駅」、「池尻大橋駅」から徒歩18分、「世田谷公園」を現地調査しました。(リビンマガジン編集部)


「世田谷公園」は、最寄り駅から遠くても世田谷区民に愛される公園

(撮影=リビンマガジン編集部)

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東急田園都市線「三軒茶屋駅」と「池尻大橋駅」の間、国道246号線の「三宿交差点」を曲がると「世田谷公園」はあります。最寄り駅から徒歩18分、都会の真ん中にしては、なかなかの距離ですね…。

噴水広場は公園らしい憩いのスペース♪

(撮影=リビンマガジン編集部)

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「世田谷公園」はこの噴水広場を中心に様々な施設が点在しています。この日は夏の熱さが少し和らいだ快晴の土曜日午前中。家族連れをはじめ、多くの人たちがベンチに座って過ごしていました。少し海外風なこの広場は、アメリカのロックバンド「シカゴ」の名曲『サタデー・イン・ザ・パーク』がピッタリだと感じました。 

タイムカプセル発見!

(撮影=リビンマガジン編集部)

おや、あの丘は…?登ってみましょう。

(撮影=リビンマガジン編集部)

登ると、タイムカプセルが!このタイムカプセルは、昭和57年(1982年)10月に、世田谷区制50周年を記念して埋設されたもののようです。

中身は「当時の文化をあらわす様々な資料」が入っているとのこと。開封は埋設から50年後、1982年から50年後となると…2032年!あと15年もありますね…(笑)

(撮影=リビンマガジン編集部)

タイムカプセルがある丘からは噴水広場を一望できます。う~ん爽快!これはなかなかのフォトスポットですね。

公園なのに駅がある!?


先程、最寄り駅が田園都市線「三軒茶屋駅」「池尻大橋駅」とお伝えしましたが、実は世田谷公園には、園中にも駅があるんです。どういうことでしょうか。

(撮影=リビンマガジン編集部)

(撮影=リビンマガジン編集部)

ミニSL「せたがや公園駅」です。園内を走るこのミニSL「ちびくろ号」は実際に人が乗ることができます。

(撮影=リビンマガジン編集部)

出発の時間になると係員の車掌さんが「出発進行〜!」と音頭をとっていました。乗車賃は大人70円、子供30円、未就学児は無料です。これなら気軽に乗れますよね。

(撮影=リビンマガジン編集部)

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こちらのミニSLは、先程のタイムカプセルと同じく、区制50周年を記念し、昭和57年5月に開通しました。毎年秋には「せたがやこどもSLまつり」が開催され、特別記念列車の運行や鉄道模型の展示イベントも行われるそうです。SL・電車好きにもたまらない公園ですね。

(撮影=リビンマガジン編集部)

また、園内にはミニではなく本物のSLも展示されています。SL「D51 272」が、車掌車「ヨ14740」と連結されプラットホームに供え付けられている形で静態保存されています。やはり本物のSLは迫力があってカッコイイです。なかなかのフォトスポットです。


他にも充実した施設が沢山!

(撮影=リビンマガジン編集部)

(撮影=リビンマガジン編集部)

(撮影=リビンマガジン編集部)

SL広場の近くには子供が遊べるプレーパークもありました。こちらのプレーパークのモットーは「自分の責任で自由に遊ぶ」です。子どもたちの好奇心を大切に、自由にやりたいことができる遊び場を作ろうと、1940年(昭和15年)以降ヨーロッパを中心に広がった遊び場です。

ちなみに日本初のプレーパークは、世田谷区羽根木公園で取り上げました。

他にも、公園の敷地内には軟式野球場、テニスコート、洋弓場、屋外プール、小さなお子様が交通ルールを学べる交通広場、若者達で賑わうスケートボード広場、など充実した内容です。

駅からも離れているためなかなか訪れる機会もないかもしれません。しかし行ってみると意外といっては失礼ですが、「行ってみたら面白い」というのがこの公園の印象でした。みなさんも是非、お近くにお立ち寄りの際は是非、「世田谷公園」でくつろがれてみてはいかがでしょうか?

【区立 世田谷公園】

所在地:

世田谷区池尻1丁目5番27号

開園日:

常時開園

交通:

世田谷線、田園都市線三軒茶屋駅徒歩18分 

田園都市線池尻大橋駅徒歩18分 

東急バス自衛隊中央病院入口(渋谷駅~三宿病院(循環)・野沢龍雲寺(循環)・多摩川駅・東京医療センター)下車すぐ

問合せ:

世田谷公園管理事務所

03-3412-7841

 
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