誰もが知っている大きな公園から、子供の頃遊んでいた小さな公園まで、都内には膨大な数の公園があります。公園の歴史や背景を調べてみると、ひとつひとつに興味深いエピソードや逸話があるようです。
今回は、昨年東急田園都市線「用賀駅」から徒歩15分、小田急線「千歳船橋駅」から徒歩20分程度、昨年開園したばかりの「世田谷区立 上用賀公園」を現地調査しました。(リビンマガジンBiz編集部)
近所にできた「みんなの新しい公園」
「近所に新しい公園ができた」というのはありそうで、なかなかないですよね。この「上用賀公園」は2016昨年3月に開園しました。できたての公園です。地域住民とともに世田谷区が計画プランを立てた、新たに完成した公園なのです。
元は衆議院速記者養成所の跡地をを公園とし、地域の皆様に愛着を持ってもらえるいただけるように、平成24~26年度の3年間をかけて、地元の住民の参加による公園づくりを進めていたそうです。住民と一緒に作った公園とは、これもまた珍しいですよね。
アクセスはも最寄りの東急田園都市線「用賀駅」(遠くに用賀駅前に建つ用賀ビルが見えます)から徒歩15分。小田急線「千歳船橋駅」から徒歩20分、東京都道・神奈川県道3号世田谷町田線(世田谷通り)から道を一本入った、国家公務員宿舎用賀住宅跡地(現在閉鎖中)の横、閑静な住宅街の中心に位置します。駅からも離れた場所にあることもあり、まさに地元の住民の方々の利用を目的として作られた「住民のための公園」ですと言っても過言ではありません。
「上用賀公園」が位置する「世田谷区上用賀4丁目32番32号」には、道路を挟むと日本中央競馬会 (JRA)が運営する「馬事公苑」(現在2020年東京オリンピックでの馬術競技場建設のため改装中のようです)があります。「馬事公苑」は地元の住民にとって大規模な地元の公園として愛されてきました。上用賀改装中、この公園は、その代わりとしても周辺の住民たちにとっては重要な役割を果たすのかもしれません。しますね。
園内にはのソメイヨシノがはなんと30本!遊歩道もあり
公園の特長は、なんといっても公園全体にひろがる30本にも及ぶ桜の木です。春になれば一斉に見事な桜が咲き誇ります。今年の春はも沢山の花見客で賑わったようですよ。
他にも花のプロムナードと呼ばれる遊歩道には、ツツジやエヴァーゴールド、ローズマリーといった、沢山の植物が確認できました。こちらも春先には沢山の花植物が咲くようですよ。
遊具も充実しています
子供用の遊具が充実しています。また、大人での方も楽しめる健康器具も設置されているのも嬉しいですね。この日は朝が早かったので、利用者は誰もいませんでしたが、ベンチや屋根付きの休憩スペースもありますので、週末になると家族連れを中心に多くの人で賑わうそうですよ。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
広場には子どもたちが遊べる遊具も充実しています。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
滑り台、懐かしいですね。開園したばかりなので、遊具がとてもキレイです、これも嬉しいですよね。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
この日取材日は、都内は最高気温37度、非常に暑かったので軒下で少し休憩しました。春先はこちらの軒下で読書をしてみてもいいかもしれません。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
遊具を見ていると少し童心に帰りますね。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
思わず乗ってしまいました(笑)
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
公園の水、何十年ぶりに飲みました。
排水機能もバッチリ!
こちらの「上用賀公園」は、豪雨の対策として、雨水貯留槽を2箇所整備されています。降った雨は地下にしみこみ、時間をかけて排水され大雨の被害を軽減するようです。また、樹木の水分や湧き水の地下水として役立っているようです。また、レインガーデン雨水を貯める大きな窪地もあります。降った雨がゆっくりと地面に染み込んでいく植栽地です。排水機能も果たす立派な公園ですね。
上用賀公園は今後も周辺住民に愛される憩いの場となりそうですね。お近くに寄った際はぜひ行ってみてくださいね。ではまた。
【上用賀公園】
・所在地
東京都世田谷区上用賀4丁目32番32号
・開園日
4月~9月 午前8時30分~午後5時30分
10月~3月 午前8時30分~午後4時30分
・交通
田園都市線「用賀駅」下車 徒歩15分
東急バス、小田急バス「桜丘三丁目」下車 徒歩1分
・ 問合せ
玉川公園管理事務所
電話:03-3704-4972