不動産会社選び、「それは気にしなくて良いです!」
インターネット上には数えきれないほどの「不動産会社の選び方」が掲載されています。その内容は、一般の方がブログに書いた“マンション売却体験記”のようなものから不動産業界の人間が発信する専門的な情報に至るまで多種多様です。
多くの情報を容易に入手できるインターネットは非常に便利ですが、時に時代錯誤ともいえる情報に出会うこともあります。あなたが自宅マンションの売却に向けた情報収集を始めたときに古い情報に振り回されないよう、“気にしなくて良いこと”を3つお伝えします。マンション売却の相談をする不動産会社を探す際の参考にしてくださいね。
①不動産会社の規模
今の時代、会社規模の大小によって、取り扱い物件数が大幅に変わることはありません。非公開の自社物件を有す会社もありますが、それだけを理由に大手不動産会社だけに目を向ける必要はありません。会社規模よりも、あなた自身が信頼でき、安心して依頼できる不動産会社を探しましょう。
②不動産会社の営業年数
老舗の不動産会社は、その地域に根付き、周辺住民からの信頼も厚いでしょう。しかし、マンション売却において「老舗だから良い」という絶対ルールはありません。営業年数を気にするよりは、売却に向けて二人三脚で歩むことができる不動産会社を見つけましょう。
余談ですが、不動産会社の営業年数は「宅建免許」の更新回数から知ることができます。宅建免許番号は、「〇〇県知事(△)第××××号」と記載されますが、中心の(△)に入る数字が更新した回数を示しています。免許更新は5年毎のため、更新番号が(1)の場合は創業5年未満の会社と読み取れます。
③不動産会社の立地
「駅前にある不動産会社が良い」という情報も今や気にしなくて良いでしょう。一見、駅近の方が多くの人の目に触れて早く売却できると思えますが、「レインズ」という不動産専門の情報サービスを導入している不動産会社であれば、自社で管理していない日本全国の物件情報を紹介することができます。そのため、仮にあなたが不便な立地にある不動産会社に売却依頼をしたとしても、それによって物件情報を見る人が減るという心配はしなくて大丈夫です。