マンション売却について不動産会社へ相談したい方が「事前に準備しておくべきこと」を2点ご紹介します。
マンションに関する情報を整理しておきましょう!
1つ目はマンションに関する情報を一か所にまとめておくことです。物件情報なしに話は始まりませんので、必要書類を揃えてから不動産会社へ連絡しましょう。具体的には、次の書類を1冊のファイルまたは箱にまとめておくことをお勧めします。売却に伴う発生する各種資料も同じ場所に保管していきましょう。
①契約書や関連資料、当時のパンフレット等
マンション購入時の資料をまとめておくことで、物件情報を簡潔に伝えることができます。
②住宅ローンの支払明細書
月々の支払額や残債務額が記された支払明細書は、査定時に必要な情報となります。
③固定資産税・都市計画税の納税通知書
税金に関する情報も聞かれますので用意しておきましょう。
④管理費、修繕積立金、組合費、町内会費、駐車場代等の金額が記された書類
そのマンションで暮らすうえで必要な維持管理費も事前に必要な情報となります。
⑤権利証
引渡時に初めて必要となる書類ですが、初めに用意しておきましょう。
⑥その他
売却にあたってインターネットで調べた情報やチラシ等もまとめておきます。
しっかりと家族間の意識の共有を!
2つ目の事前準備は、売却に関する家族会議を行うことです。「家族との話し合いは済んでいる」とお感じの方も多いでしょうが、思い入れのある自宅マンションを売る理由や売却後の生活へのイメージは、家族とはいえ一人一人違います。
例えば、奥様の両親が頭金の一部を援助してくれたマンションを売却する場合、義両親にとってそのマンションは、大切な娘が新たな人生を踏み出した場です。売却手続きに入ったことを後から知ったら、異存はなくとも事前に一言相談して欲しかったと思われるかもしれません。
また、いざ買い手が見つかった後に「やっぱりここで暮らしたい」と家族の誰かが言った場合、状況によっては購入予定者への違約金が発生することもあります。家族全員が納得して、前向きに次のライフステージへ進むためにも、しっかり話し合いを重ねておきましょう。