買主はお客様。おもてなしの心を忘れずに!
買主が内覧に来ることが決まったら、すべきことは、以下の2点。
●買主に好印象を与える物件を準備するための掃除、整理整頓
●内覧当日、買主が物件を買いたくなるような気遣いをする
今回は2つ目のポイント「内覧当日、買主が物件を買いたくなるような気遣いをする」について解説します。
内覧当日、買主が物件を買いたくなるような気遣いをする
内覧時に買主に「物件に対する好印象」を持ってもらうために必要となる気遣い。内覧の際には、実行するようにしましょう。
①窓を空ける
窓を空け、家の中の空気を入れ替えます。これにより、小さなほこりや家のにおいを飛ばすことができると共に、風通しの良さをアピールすることができます。
②明かりをつける
たとえ昼間であっても、家中の明かりをつけておくようにしましょう。明かりをつけなくても日当たりの良いリビングでも、最初は明かりをつけておきます。明るいということは、買主の好感を得るための非常に重要な要素です。
③スリッパを用意する
たとえ売主が普段スリッパを使用しない生活をしていたとしても、見に来る人は日々スリッパを履く生活をしているかもしれません。このような人は、家に入ろうとしてスリッパがないと戸惑ってしまうことでしょう。このような方々のためにも、スリッパを用意しておきます。
④男性は外に出ておく
買主が内覧にきた時だけは、たとえ在宅中であっても、男性は外出しておくのが良いでしょう。女性が在宅なのは構いませんが、やはりご主人などの男性がいる中、部屋を見てまわるのは気を遣いがちになってしまうものです。リラックスしてじっくりと見てもらうためにも、男性は外に出ておくのが良いでしょう。
⑤内覧者に話しかける
買主にとっては、不動産会社の言葉より、売主の言葉の方が説得力がある場合があります。例えば、「友達からいつも《リビングが広くて良いね》と言われる」などです。実際に住んでいる人から聞くと、より部屋が魅力的に感じられるものです。内覧者には、邪魔にならない程度に積極性を持ち、話しかけるようにすることが大切です。
いかがでしたでしょうか。やはり、売主に必要なものは、「買主というお客様をお迎えし気持ちよく過ごしていただこう、というおもてなしの気持ち」です。買主との良好な関係づくりにも、ぜひ内覧といタイミングを活用してみてください。