土地と言っても、その種類は様々です。中には、家も建たないような狭い土地を所有している人もいるでしょう。あまり役に立ちそうもない小さな土地でも、工夫次第でうまく活用できるかもしれません。
■建物を建てて活用
10坪以下の極狭な土地でも、家を建てている人は結構います。しかし、それよりも狭い土地の場合、どんな活用をしている人がいるのでしょうか。
ミニ店舗
家も建たないような小さな土地でも、お店を開くことはできます。作業ができるくらいの小屋を建てて、テイクアウト専門の飲食店や、小さな雑貨店を営んでいる人もいます。最近ではインターネットやSNSの発達により、小さく目立たない店舗であることが逆に隠れ家感があると、人気が出たりします。また、そういった物件用にと、小屋を建てて賃貸にしている人もいます。
トランクルーム
店舗が開けるような立地ではない土地でも、意外と需要があるのが、トランクルームです。コンテナが入るくらいのスペースがあれば、十分営業することができます。一度購入すれば長く使える上、施設と違ってメンテナンスにもあまりお金がかかりません。固定客がつけば定期的に家賃が入る上、建物があると更地の状態よりも税金が安くなるというメリットもあります。
■建物以外の活用法
家を建てる程のスペースはないから、やっぱり自分の狭い土地は活用できないのかな、と思った方。まだまだユニークな利用をしている方は、いらっしゃいますよ。
定番は、駐車場・駐輪場だけど…
狭い土地活用の定番は、駐車場や駐輪場です。駐車場や駐輪場は、周囲に飲食店や住宅があれば、駅から離れていても必ず需要があります。中でもユニークなのが、人気の少ない立地にある狭い空き地を、物置小屋付きの駐輪場として貸し出したケースです。バイクが趣味でも、マンションやアパートで暮らしている人は、バイクいじりをしたくてもなかなかスペースを取ることができません。しかし、人気が少ない場所なら思う存分バイクの調子を確認することができます。バイクなら狭い土地でも十分ですし、さらに物置があることで自宅から重いツールを運ばなくても良いというアイデア土地活用です。
変わった自動販売機
自動販機も、狭い土地活用の定番です。しかし、最近はコンビニも多く、住宅地の軒先まで自動販売機があるので、なかなか儲けを出すのは難しいかもしれません。そこで取り入れたいのが、少し変わった自動販売機です。製菓工場のB級品の菓子を売る自動販売機が、よくテレビに取れ上げられています。また、趣味の手作りスイーツやフラワーアレンジメントを自動販売機で売るという、ユニークなアイデアも。また、最近人気の、カプセルトイばかりを並べて、地域で話題になっているケースもあります。
レンタルスペース
これまで紹介されたケースは、金額の大小はあるものの、初期投資がかかる可能性があります。1円もお金をかけたくないという人におすすめなのが、ありのままの土地を、レンタルスペースとして貸し出す、という手段です。最近は、そういった空きスペースレンタルの仲介を行っているサイトなどもあります。ある土地の借り手を見てみると、趣味で畑をやっている人が集まってファーマーズマーケットを開催したり、近所の人が借りてガレージセールを行ったりと、地域のコミュニケーションスペースとして利用されているようです。