広い土地の売却を希望する時、実はそのままだと意外と売れにくいこともあります。広い土地を売却する際、何か注意することはあるのでしょうか。
■広い土地を売る方法
広い土地は、実はそのままだと売れにくい場合があります。それは、売れやすい土地の広さというものがあり、あまりに広大だとそのままでは買い手が付きにくいからです。では、どのようにすれば、広い土地を売却することができるのでしょうか。
広い土地は価格が低くなる?
一般的に、個人が住宅用として購入する土地の広さは、30坪から50坪前後が標準と言われています。つまり、これよりも広い土地は、不動産市場では売買しにくい、と言われています。そのまま販売すると、長期間売れなかったり、土地の価格が下がってしまったり、ということも。では、広い土地というのは、本当に全く売れないのでしょうか。これはもちろん、実際に持っている広さと場所によるのです。
用途地域とニーズ
実際に人気がある住宅用の土地よりも少しだけ広いというだけでなく、持っている土地が何千坪もあるような広大な土地の場合。用途地域とニーズによっては、そのまま高額で売却できるケースがあります。用途用地とは、地域によって建てられる建物が制限されている法律のこと。例えばマンションは、低層住宅専用地域などには建てることができないので、このような土地に広大な土地があったとしても、高層マンション用地としての売却は望めない可能性があります。また、あまりにも都心部から離れているなど、大型の建物が建てられるニーズがなさそうな土地は、売却が困難な場合があります。
自分の土地をうまく活用できる方法がないか、不動産業者とよく相談してみましょう。
■分割して売る方法
広い土地がそのまま売れないのなら、分割して小さくして売ればいい、と思いますよね。しかし、そう簡単にできないのが、不動産の難しいところなのです…分割して販売するためには、どうしたらよいのでしょうか。
個人では分割して販売できない!?
広い土地を分割して販売する時、個人ではその行為ができないことをご存じですか?不特定多数の人に、いくつかの土地を売買するという行為は、宅地建物取引業に当たり、宅建の免許を持っている人がいないと行うことができないのです。自分で不動産売買ができる資格を持っていない限り、個人で行うことはできません。
分割して販売するには
では、広い土地を分割して販売するには、どうしたらよいのでしょうか。最近では、様々なサービスを行っている不動産業者があります。例えば、土地を買う側が組織を作り、土地を共同購入することで1対1の取引にするコーポラス方式というものがあります。これなら売り手に資格がなくても販売でき、不動産価格を下げずに販売できるので不動産会社にもメリットがあるのです。自分の土地をうまく売るために、色々な情報を確認してみましょう。