せっかく手に入れた憧れのマイホームでも、人生の様々な事情や、土地の価格の高騰などで、手放さなくてはならない時があるかもしれません。マイホームの売却には、どのくらいの期間がかかるのでしょうか。
■売却期間を考える
不動産市場に合った適正な価格で売りに出せば、マイホームはおおむね3ヵ月以内に売れることが多いと言われています。しかし、妥協なく満足した価格で売却するには、きちんとスケジュールを立てることが大切です。
マイホームの価格を知る
売却にかかる期間と販売価格は、密接な関係があります。事情があって早く売りたい場合などは、低価格に設定すればもちろん早期売却が可能です。逆に、家の買い替えなどで売却利益を新居の購入資金に充てるなどといった場合は、時間がかかっても少しでも高額で売却したいものです。そこでまず行うのは、自分の物件が大体いくらで売れるかを知ることです。最も簡単なのは、不動産一括査定サイトを利用すること。複数の不動産会社の査定額がわかるので、平均的な価格はもちろん、最高売却額も知ることができます。自宅からインターネットで行えますので、まずは気軽に試してみましょう。
販売期間のスケジュール設定する
短期間に高く売れる、というのがもちろん理想的ですが、売却スケジュールを平均期間の3か月で設定してしまうと、売れない場合に焦りが出てしまうことも。余裕を持って売却をするには、どのくらいのスケジュール設定をすると良いのでしょうか。売却成功者の中でも満足度の高い人は、大体6ヵ月の売却期間を設定した人が多いようです。半年ほどのスケジュールを立てると、ゆとりをもって売却することができるということです。
■家が売れないときの対処法
では、もし家がいつまでも売れない時は、どうしたらいいのでしょうか。価格を下げる？広告費を出す？焦る前に、売れない理由を考えてみましょう。
価格見直しについて
売りに出してもなかなか買い手が見つからないと、焦ってしまいますよね。価格を下げると売れやすくなる、というのは事実です。しかし、少しずつ値下げを繰り返してしまうと、買い手側は「待っていれば、さらに安くなるかもしれない」と思ってしまい、さらに売れにくくなる場合も。価格を見直す時は慎重に、プロの意見を聞きながら行いましょう。
魅力をUPする
長期間、ずっと同じ情報が不動産情報誌やインターネット上に掲載され続けている場合。買い手としてはどのように感じるでしょうか。おそらく、好意的な目で見る人は少なく、売れ残っている物件、または何か理由がありそうな物件、と思うのがほとんどでしょう。
価格以外に売れない理由を調べ、まずは自分でできる物件の魅力UP方法を考えてみましょう。内覧される部屋が荷物やゴミが山積みだったり、庭が雑草だらけだったりということはありませんか。掃除や片付けをするだけで、スムーズな売却につながることもあります。お金もあまりかかりませんので、実行してみて下さい。また、水回りなどをリフォームすると、物件の人気が高まると言われています。リフォーム代を上乗せした以上の価格で売れたケースも多いので、不動産業者と相談しながら検討してみましょう。
