女性しか入居できない、「女性専用物件」。セキュリティや設備充実性から、最近人気が高まっているそうです。今回はそんな女性専用物件について、語ってみます。
■女性専用物件って?
電車やホテル、果ては夜行バスまで。最近は「女性専用」と名のつくものが増えてきました。そんな中、不動産情報サイトなどでも、「女性専用物件」の特集が多く見られるようになってきました。女性専用物件とはそもそも何なのか、どんなメリットがあるのかをご紹介します。
女性専用は、どこまで「専用」?
そもそも女性専用は、どこまで女性の「専用」なのでしょうか。これは物件によって大きく異なります。借り手が女性に特定されているだけで、彼氏や友達なら立ち入りOKにしているところもあれば、知り合いはもちろん父親まで完全男性禁止という物件もあります。また、管理人や警備員は男性というところもあれば、そこまで女性のみと徹底している物件も。自分の求める「専用」の範囲を決めて、借りたい物件がどんな規定をしているのか、きちんと確認しておきましょう。
最大のメリットは「安全」
では女性専用物件には、どんなメリットがあるのでしょうか。女性のみが入居できるということから、どの物件もセキュリティにはこだわっています。オートロックはもちろん、防犯カメラや侵入されにくい防犯窓などが設置されていたり、管理人が常駐していたりという物件も多数あります。また、女性専用であることから、広いバスルームやシャンプードレッサーなど女性に嬉しい機能が備わっていることも。家賃が少し高い場合もありますが、安心料や快適に暮らす費用だと思えば十分満足できるはずです。
■女性専用物件のオーナーになったら!?
女性専用物件は、借りる側の女性にいいことがたくさん。でも、貸す側である物件のオーナーには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
女性専用物件のメリット
オーナーにとって最も大きなメリットは、空室が出にくいということです。ここ最近、女性専用物件は需要が大きく、人気物件となったら希望者が殺到してあっという間に空室が埋まってしまうという現象も起きています。最初に費用はかかるものの、設備面をしっかりして女性に人気が出れば空室リスクが減少し、結果として高い利益が期待できます。また、他の物件より高い家賃設定をすることができます。少々割高でも、安全と女性に嬉しい設備を優先する人も多くいるため、貸す側にも大きなメリットがあります。
女性専用物件のデメリット
女性専用物件にする最大のデメリットは、費用がかかるということです。セキュリティを重視すると、設備費はもちろん、管理人を常駐させたり、セキュリティ会社と契約したりと、通常の物件よりも金銭的に負担がかかることも。また、一見物件をきれいに使ってくれそうな女性ですが、女性専用という環境下だと、裏目に出ることもあります。女子校出身者は口を揃えて「女は男の目がないと、教室が汚い」と言います。男性の目線を感じないため、ゴミ出しや清掃がおろそかになるケースも!? もちろん人にもよりますが、ルール厳守を徹底して呼びかけましょう。