昨年、タワーマンションを舞台にしたドラマが公開され、大きな話題となりました。人間関係、低高の格差など心配もありますが、やっぱりタワーマンションは憧れ!どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
■タワーマンションのメリットとデメリット
誰もが憧れるタワーマンション。昔は大金持ちだけが買えるものというイメージでしたが、実は現在販売されているマンションの4戸に1戸がタワーマンションなのだとか。庶民にも手が届くようになったタワーマンション、購入するにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
設備面に、メリットがいっぱい!
図書館、スポーツジム、バーベキュー施設、高層階のバー。これは、実際にあるタワーマンションにある施設です。住民は無料もしくは格安で、これらの施設を利用することができます。コンシェルジュが常駐していたり、フロアごとに鍵が設置されていたりと、セキュリティ面も万全なマンションが大半。さらに、周囲に広い公園や自然施設、スーパーや保育所などが設備されていることがほとんどで、子育て世代も安心して暮らすことができます。
金銭面を中心に、デメリットも……
魅力ある施設があるということは、当然その維持費もかかる、ということです。さらに、あまり使われていない施設は、維持費との兼ね合いから、閉鎖されてしまう場合も……また、高層階は専用の特殊なエレベーターや給水施設を使用するなど、設備面も特殊なものを使用しているため、修理や維持にも莫大な費用がかかります。その分、修繕積立費も高額で、大規模な修繕時には足りない費用を都度支払わなくてはならないケースも。目先の費用のみではなく、長い資金計画を立てておくことも必要です。
■買うなら高層階と低層階、どっち?
タワーマンションというと高層階というイメージがありますが、低層階にもメリットがあるのでしょうか。それぞれのおすすめポイントをご紹介します。
低層階のおすすめポイント
前出のドラマでも、高層階の住人から見下されていた低層階。どうせ買うなら高層階が良いと思っていませんか?でも、費用対効果を考えると、実は低層階の方が、メリットが大きいのです。前出の通り、タワーマンションのデメリットとして、管理費が異常に高い、というものがあります。しかし、低層階の場合、使用する設備などの関係から、低価格に設定されている場合も多いのです。低価格の管理費で、タワーマンションならではの設備も使い放題。高層からの景色が見たければ、大抵のマンションに設置されている共有の高層ラウンジからいつでも楽しめます。さらに、停電時や災害時に、エレベーターが停止して部屋に戻れない、という高層階のような不便さもありません。
高層階のおすすめポイント
高層階の最大のメリットは、何といっても資産価値が下がりにくいこと。常に人気があるため、買った時よりも高額で売れた、というケースもあります。今は改正案も出ていますが、現時点では実際よりも資産価値が低く見積もられているので、相続税が安いのも魅力です。もちろん、毎日美しい景色を見ながら生活することで、日常が潤うことも間違いなし。自宅から見られる美しい景色が、日々の活力になってくれるはずです。