かつては、夫が働き、妻が家事と子育てというのが一般的でした。しかし現在は、共働き家庭の方が多いそうです。子育てをしながらも充実した日々を送るために、理想的なマイホームとはどんなものなのでしょうか。
■共働き子育て世帯の問題
夫婦ともに仕事を持つということは、普段の家事はもちろん、子どもの行事や急な病気の対応も、仕事の間に行わなければなりません。大きな負担となるこの問題を解決する方法はあるのでしょうか。
今の時代にこそ、二世帯住宅
時代と共に核家族化が進み、現在は親子で家を建てて住むという選択をする人は少なくなっています。しかし、共働き世代にとって、現役をリタイアした親の力はとても大きなもの。日常的な家事のサポートはもちろん、いざという時の子どものトラブルも、親世代と同居していれば代わりに対応してもらうことも可能です。
近居よりもメリットがいっぱい!
親を頼るというのなら、近居でも良いのでは? と思われる方も多いしもかれません。しかし、二世帯住宅には、メリットがたくさんあるのです。まず、住宅購入時の資金が大きく抑えられるということ。通常若い夫婦で購入できる家よりも、ハイスペックな家を買うことができます。生活の一部を共有するので、エネルギー消費も減らすことができます。さらに相続時にも、純粋に親の持家を引き継ぐより大きな節税ができ、家計的にも大きなプラスポイントがあるのです。
■共働きこそ、都心に暮らす
家を買うとなると、つい自然が多く広い家が持てる、郊外の子育て世代の多い場所を探してしまいがち。しかし、都心に暮らせば、広い家は無理でも、それ以上に快適に暮らせる特典がたくさんあるのです。
都心は子どもへの制度が充実!
子どもの多い郊外の都市よりも、都心は子どもに対する補助制度が充実しています。特に大企業が多い税収の多い区は財政も潤沢で、子育て世帯への補助金もたくさん!例えば、認可保育園の倍率が高い地域では無認可保育園との差額をほぼ全額保証してくれたり、高校生まで医療費が無料だったり。さらには、不妊治療の助成金や、出産費用を大きく負担してくれる地区もあります。
平日も休日も、快適生活。
郊外の生活では、早朝に子どもを保育園に預けた後、長時間満員電車で通勤し、夜遅く子どもを迎えに行ってから夕食の支度と、やらなくてはならないことに多くの時間を使わなくてはなりません。しかし都心に住めば、出勤前にゆっくりと子どもを保育園に預け、短時間で通勤。子どもと過ごせる時間も長く、毎日が充実します。
日常生活にかかる価格が高額というイメージもありますが、休日を利用して郊外に買い出しに行く、交通の便が良いので近郊の大きな公園に行く、マイカーを持たずカーシェアを利用するなど、うまく生活すれば地方とそれほど変わらない費用で生活をすることも可能です。