皆さん、こんにちわ。いや、こんに塵も積もれば山となる。埼玉県川口市鳩ヶ谷で行政書士ダンディ法務事務所の所長をしている行政書士&マンション管理士の大熊厚史です。前回は「クーリング・オフ制度について」熱くダンディーに語りました。今回は司法書士の父が「お前コラム書いてるんだろ。それならば、この嘆かわしい現実についてコラムを書いてくれ!!」と熱くお願いされたので、父の想いを代弁して書かせて頂きます。
父は長い事、司法書士の仕事をしています。売買登記・贈与登記・相続登記を頼まれる際に、お客様に出会う度に恐ろしい現実に気付いたそうです。
それは正確に自分の住所・氏名を住民票や戸籍謄本通りに書ける人が、あまりに少ない現実です。自分の住所と名前ですよ。それを正確に書ける人が、なんと10人に1人いれば良い方だそうです。驚き桃の木さんしょの木ですよ。俺も目玉が取れそうになりました。
「嘘だろ??」と思う人が多いでしょう。しかし灯台下暗し。意外に書けないそうです。名前は戸籍では難しい感じなのに、簡単な漢字を使っているケースが多い。例えば西澤を西沢とか。齋藤を斉藤とか。知らぬ間に簡単な漢字に慣れ親しみ、正式の自分の名前を忘れてしまう。
住所では、3-4-6とかいう略式に慣れてしまって、それが三丁目4番地6なのか三丁目4番6号なのか分からない人が多い。大字の表記を抜かす人も多い。住民票の記載通り、きちんと書ける人が悲しいくらい存在しないそうです。
自分の住所・氏名も書けない大人。子供ならまだしも良い年をした大人がそれで良いのでしょうか?土地売却についての知識やAKB48のメンバー全員の名前を覚える前に、まずは人間として自分の住所・氏名を正確に書けるように特訓をした方が良いです。
AKb48の渡辺麻友の趣味が分からなくても立派な社会人として勤まりますが、自分の住所・名前を正確に書けないと社会人失格です。
売買の立ち会いの現場や遺産分割協議書に住所・氏名を自筆で書く時に恥を書きます。今からでも遅くありません。早速、戸籍謄本や住民票を見て、自分の住所・氏名の真実を脳裏に焼き付けましょう。完全に書けるまで、ノートに何度を書きましょう。
これで明日からは貴方も立派なダンディーな紳士・淑女として世間から一人前として認められるはずです。頑張って下さい。