こんばんわ。いやこんばん渡辺まゆゆ。埼玉県川口市鳩ヶ谷で行政書士ダンディ法務事務所の所長をしている行政書士&マンション管理士の大熊厚史です。前回はニュータイプの相続の進化形の家族信託について熱く語りました。家族信託について理解が深まってくれたなら嬉しいです。

 今回は連帯保証人になる恐さについて熱く語らせて頂きます。

 「何を今更、そんなの誰でも知ってるよ」と思う人が多いと思います。友人の連帯保証人になって地獄を見た人の体験談やドラマ等たくさん見たり聞いたりしているでしょう。そうなのです。みんな恐さを知っているはずなのに、悲劇は繰り返し起きているのです。

 それは具体的にはこういうケースです。銀行から融資を受けてマイホームを買う家族がいます。夫が債務者です。その時に銀行から奥さんにも連帯保証人になるように自然の流れで要求されます。その時、連帯保証人になる恐さを知りながら、ほとんどの奥さんが自然の流れと銀行の巧みな話術の誘導で連帯保証人になってしまうのです。

 銀行としては連帯保証人を付けるメリットしかないんだから大笑い万々歳の状態です。

 これが後々悲劇を生みます。夫がリストラされたり、会社が倒産したりして、借金が返せなくなり、夫は蒸発。奥さんが連帯保証人だから全てを背負います。マイホームを競売しても、まだ多額の借金が残ると、追い詰められて自己破産するしかないケースが多いです。

 さらに離婚していても、連帯保証人である以上、別れたダンナの借金を背負わなければならない。理不尽だがそれが事実。

 その時、初めて後悔するのです。どうしてあの時、銀行の口車に乗って安易に連帯保証人になってしまったのだろうか?と。

 完全に銀行の思う壺です。これが恐ろしい地獄の現実であり、今もこの悲劇が無数に繰り返されているのです。

 連帯保証人になる恐さを知っていながらも止められない悲劇は悲しいです。もう一度、心に深く刻んでほしいです。

 連帯保証人になる時は遠い未来を楽観視しないで、冷静に客観的に判断して決断しましょう。断る勇気を大切にしましょう。

 
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