こんにちわ。いやこんにチワワ。埼玉県川口市鳩ヶ谷でダンディ法務事務所の所長をしている行政書士&マンション管理士の大熊厚史です。先月は御陰様で4本の熱いコラムを書かせて頂きました。非常に松岡修造になった気分で充実感に満ち溢れました。今月も新たな気分で熱いコラムを書かせて頂きます。
今回は「骨肉のドロドロの遺産相続争いは遺産の額に比例しない!!」もっと毒舌に言うと「貧乏人ほど争うから遺言を残すべきだ!!」というテーマで書かせて頂きます。
昨夜のクローズアップ現代では相続について取り上げてました。主に相続信託という新たな解決策に目が向けられてました。相続信託についても、機会があれば語りたいです。その中で相続税がかからない遺産が一千万円以下の相続でも、物凄いドロドロの骨肉の争いが多発している模様が放送されました。兄弟で50万円を巡って争い、縁が切れた話とか悲しい話が多かったです。
でもそれが現実なのです。ドラマの世界では、大富豪が死に巨額な遺産を巡り、ドロドロの醜い相続人同士の争いが多いですが、現実は違います。
むしろ遺産が少ないほど、醜い争いが起きやすいのです。心に余裕がないからでしょうか。我が家は財産が無いから、相続争いが起きないなんてお気楽に考えている人が多いのが現実ですが、それは甘い。甘過ぎます。絶対に起きます。
人間は金の事になると多かれ少なかれ豹変するのです。相続人でもない配偶者までも夫に入れ知恵をして暗躍するケースも多い。
ドラマよりも醜い現実が確かに存在するのです。
だからこそ、それを見越して遺言を残すべきなのです。愛する家族が自分が死んだ後に醜く争い、崩壊する姿を想像して下さい。悲しい。悲惨・無残の一言です。
遺言は自分が最後に残せる愛の結晶です。家族を愛すればこそ遺言を残して下さい。
自筆証書遺言で構いません。公正証書遺言と違い、検印の手続きが必要になりますが、検印は審査がゆるいので、まず通ります。
金がかかるからと遺言に拒否感がある人は、自筆証書遺言をしましょう。魂を込めて愛する家族の笑顔を思い浮かべながら書上げて欲しいです。