こんにちわ。埼玉県川口市鳩ヶ谷で行政書士ダンディ法務事務所を開業して我武者羅に何かと戦っている行政書士&マンション管理士の大熊厚史です。前回は「不動産の権利の登記は義務化するべきだ!!」について熱く語らせて頂きました。今回は相続の相談を受けている時に感じた疑問点や危機感を再び熱く語らせて頂きます。
相続をする時に、すぐに安易に楽観的に考えてしまう人が非常に多いです。例えば夫が亡くなり相続が発生した時に、もう私も歳だから長く生きられないから、遺産分割で息子さんに相続分を全てあげてしまおう、そうすれば私が死んだ時に相続をするのが省けて良いわと考えてしまう人が非常に多い。
「ちょっと待った~!!」です。それは危険ですよ。人間を信じ過ぎですよ。自分の未来を見通し過ぎですよと突っ込みたくなります。
まず人間は非常にしぶとい生き物です。なかなか死にません。自分が長くないと思っても意外と長生きしてしまいます。医者に余命半年と言われても十年以上生きる事も多々あります。人の命は人間には計り知れないもの。神様にしか分かりません。
あと人間は変わります。現在有効な家族関係を築けていたからと言って、今後もそれが長く永遠に続くと安易に気楽に考えてはいけません。
優しかった親孝行の息子さんが、借金に追われ鬼畜に変化する事もあるのです。
そういった事を意識して相続する時は冷静に慎重になって下さい。オススメは息子さんには相続させないで遺産分割で自分が全て単独で相続する事です。それが一番安心です。
次に相続する時を考えて息子さんも益々親孝行してくれるだろうし、みんなが円満に平和に暮らせるでしょう。
これが先に息子さんに先に単独相続させてしまうと、親子関係・姑関係が悪化したり、息子さんや嫁さんに試練が訪れた時に、貴方が排除され居場所を失い、あの時自分が相続すべきだったと後悔する結果になります。
後悔先に立たず。この言葉を相続する時に迷った時は、深く思い返して下さい。