あたたかくなって雪が解けてきたなと思ったら、また雪が積もるという日々を繰り返していた北海道にも、本格的な春がやってきました!うちの周辺の路面には雪がなくなり、やっとスニーカーで歩くことができるようになりましたよ。
ただ…あたたかくなると困ることも。それは花粉症!山林の売却では高価がつくことが多いスギやヒノキも、花粉症の私にとってはちょっと迷惑な存在です(笑)
さて前回は山林の売却で実際に「どれほどの収益を得ることができるのか」を知るために、相場を知るようにしようという話をしましたね。しかし相場を知ったところで「いまが売り時かどうか」というニーズを知ることはできません。
ニーズがない時期に土地を売却しても収益は少なくなってしまいます。そこで相場とともに「いま山林にはどれくらいニーズがあるのか」ということも確認をしましょう。ニーズを知る方法としては、相場を確認するのにも使った国土交通省が運営するWEBサイト「土地総合情報システム」を使うと便利です。
こちらのサイトで得られる不動産価格情報の件数は実際に売買取引が行われた件数になるので、「林地」や「宅地」などで絞り込むとそれぞれの取引数を知ることができるのです。そこでこの機能を使ってここ数年の取引数の変化をグラフにしてみました!
※国土交通省運営サイト「土地総合情報システム」により調査
このグラフを見ると27年は少し落ち込んでいますが、それまでは右肩上がりで取引数があがっているというのがわかります。売買取引の数が多くなっているということは、売る人も買う人も多く市場が活発に動いているということを示していますので、ニーズは見込めるということになりますね。
ただこちらのデータは全国の取引数をあらわしたものなので、実際に山林売却を考えている時には、土地がある都道府県で絞り込んで確実な情報を得るようにしましょう。自分が持っている土地の都道府県でも、売買取引が活発というデータが出たとすれば、「ニーズがあるうちに!」と売却への意欲がわいてきますね。