寒い寒いとは言いつつも、雪は確実に少なくなってきている北海道。春ももうすぐそこだなとウキウキ気分の小川です。しかしコートを薄くした日にかぎって寒さがぶり返すなど、油断もできない季節!あんまり浮かれないように気をつけます。
さて前回までは自分が相続した山林を売却する前に、その土地のことを確認する手順をご紹介しました。前回までの内容で自分の土地がどれくらいの面積でどこにあり、どんな木がはえているかというような細かいところまでわかりましたね。
そこで今回はさらに1歩進んで山林の売却の相場を確認する手順をご紹介します。この相場を確認する手順の1つめは山林にかぎらず、農地や宅地、中古マンションなどにも使える方法なので、不動産の売買を考えている方にはぜひ覚えておいてほしい内容です。
1つめの方法は国土交通省が運営するWEBサイト「土地総合情報システム」(http://www.land.mlit.go.jp/webland/)で取引価格を調べるという方法です。この方法では概況を知るというレベルですが、第1歩としては確実に手に入れることができる、信頼度の高い情報となります。
この方法では取引の時期や不動産の種類、地域による絞り込みや面積による並び替えなど、さまざまな検索の仕方ができます。不動産売買を考えている方にはとても参考になるサイトなので、覚えておいてくださいね。
2つ目の方法はより具体的な価格を知るために不動産業者に査定してもらう方法です。こちらの方法は1つの不動産業者だけでなく複数に依頼する方が、本当の相場がわかるので安心です。
というのも、宅地など相場がわかりやすい土地に関してでも、査定してもらう不動産業者によって10%前後の差が出てくるからです。これでは本当の相場はわからないですよね。そのため面倒でも3~4軒の不動産業者に査定を依頼するのがいいでしょう。最近ではインターネット上で複数の不動産業者に一度に依頼をお願いすることができるサイトもあります。このようなサイトを上手に使って多くの情報を手に入れ、損をしない山林売却にのぞむようにしましょう。