やっと体調不良から回復した小川です。ネットを見たり、録画したテレビ番組を見たりなどでつい夜更かしをしてしまったツケが長引いてしまいました…。
何も考えないで生活をしていると、夜型になってしまいがちですが、春に向けて朝型人間になれるよう画策中です。
さて、前回は私が直面した「相続にともなう土地売却」について話して、誰の身にも降りかかるかもしれないので、資産の整理などは早目にしましょうという話をしました。「健在なうちから相続を見すえて、資産の整理をしようと切り出すのは気がひけるな…」と思われる方も多いかもしれません。でも、いざその時になってから子供や孫たちが家族の死に悲しくつらい思いをしながら、相続についても考えなくてはいけない。それも場合によっては言い争いをしたり、断絶してしまったりということにもなりかねません。いつもは仲がいい兄弟や家族でも相続という金銭が関係することとなると、その配偶者や子供たちの気持ちや発言などに左右され、関係が悪くなるということもあります。そんなことを望む両親や祖父母はいないでしょう。
そのため両親や祖父母が死んだあとに困らないようにという観点ではなく、みんなが仲良くいられるようにという観点から、今のうちに整理できるものは整理しておくということを意識するのはどうでしょうか。
また事前に整理できなかったとしても、資産の問題は相続する人間が増えると問題も増えることが多いので、早目に解決するということも大切です。相続する人が1人であれば、遺された土地を売却するか、相続税を払ってそのまま所有するかという判断は1人で決められるので楽です。しかし兄弟や親族と分割して相続するという場合には、すんなりと話がまとまるということはあまりないでしょう。
貯金などの金銭であればどうにか分割して相続することができます。でも土地はどんなに頑張ってもみんなが納得する分割法を見つけるのは難しいものです。そのため関係する人が少ない子供世代でなるべく解決するということを心がけるようにしましょう。