春が近づいてきて引っ越しの準備を進めている方も多いのではないですか?またそんな周囲の気配に今後の住宅購入を検討している方もいるのではないでしょうか?
ここ数年、マンションの売買が良好という話を聞きます。そのうえ今までなら一戸建て住宅を選んでいたファミリー層や子供が生まれた後のことを想定した若い夫婦も、住みやすさや子供が手をはなれたあとのことなどを考えてマンションの購入を視野に入れているという話も聞きます。
でも実際にマンションの購入を考えた時に「新築と中古のどっちがよいのだろう?」と考えてしまいますよね。
以前であれば「中古=古い物件で安い」「新築=新しい物件で高い」という考え方が主流でした。しかし中古物件が市場に出回ることが多い昨今では、このイメージだけではない新築と中古の違いがあると指摘されています。
その違いの1つが物件のあるエリアです。新築マンションが多いエリアと中古マンションの多いエリアがあるというのを知っていましたか?もし新築マンションを購入しようと決めたとしても、希望するエリアに新築物件が少なければその少ない物件の中から選ばなくてはいけなくなってきます。反対にエリアを先に決めておいて新築にするか中古にするかを決めれば、多くの物件の中から選ぶことができるようになるのです。
周辺環境においても新築と中古ではかなり違いがあるようです。何棟も同時に建築される新築のマンションでは、公園や遊歩道などをあわせて整備することもありますし、ファミリー層をねらって学校が多いエリアに新築を建設することもあるのです。中古の場合には建築当時は周辺に学校が多くあったとしても、現在では状況が違うということもあります。
またマンション自体のコミュニティに関しても違いがあります。入居者がほぼ同時に入る新築マンションと、新築の時に入居した人・数年前に入居した人・最近入居した人が混在した中古マンションでは、コミュニティの成り立ちや構成メンバーが変わってきます。
次回からは新しさと金額だけではない新築と中古の違いについて、詳しく説明しますね。