客観的な視点でマンションを購入すること
売りにくい中古マンションを考える前に、そのマンションを購入しないアドバイスをしたいと思います。
私はマンションのモデルルームなどを見学に行った際、このマンションはどれくらいの年代や年収を
ターゲットとしているのか必ず考えます。
そして周辺地域と比較した最多販売価格帯の妥当性、賃貸とした場合はどれくらいの価値があるのかなど
ありとあらゆる事を調べます。
そこまで調べると当然ながら駄目な部分も見えてきますが、ここまで調べることで物件を客観的に捉える
ことが出来るようになります。
この客観的に捉えることが、中古マンションになって売れないマンションを購入しないポイントになるのです。
また他の物件と比較するのも容易になり、マンションが絞りやすくなるというメリットもあります。
これから外れたマンションが売りにくい中古マンションになります
このように客観的に捉えて満足した中古マンションは、恐らくその中古マンションを欲しいと思う層にも
魅力的に映っているのではないでしょうか。
客観的に捉えた方は、たいてい最多販売価格帯の中心的なグレードを購入している事がほとんどだからです。
上記の物件は中古マンションになっても購入希望者が一定数いるため、中古価格が落ちにくいのです。
一方で、そのマンションの最上階やメゾネットタイプの物件を購入してしまった人は、その物件を欲しがる人が
少ないため当然ながら中古価格は下落します。
1つ忠告しておきたいのは、マンションの最上階やメゾネットタイプを購入する人は、最後までそこに住み続ける
という覚悟を持って購入して下さい。
ご存知のようにマンションの固定資産税や都市計画税、管理費や修繕積立金は全て専有面積に比例します。
また、マンションの管理費や修繕積立金は5年おきぐらいに値上がりしていくため、
中古マンションとして売ろうとしても条件が悪すぎるのです。
私が知っている有名人も住んでいた高級マンションは、確かに高級住宅地にあり新築時は億ションでしたが、
数十年たった現在はマンション価格2,000万円に対し管理費20万円です。
このような物件が売りにくいのは明らかで、今も残っていると思います。
以上、ご参考にして頂けますと幸いです。