浮いた金利の使い道をしっかり把握していますか
現在の金利水準での新規借り入れや借り換えにより、毎月の返済額は想定以上に減少しているはずです。
しかし、毎月の返済額で家計は精一杯という状況を除いて、減少した返済額をどのように活用するか
その方法を曖昧なままにしている方が多いような気がします。
借り換えで私のお客様では、ほとんどの方が毎月の返済額が2万円程度減少しています。
まずはその減少分を借り換え費用に充当するのが先決ですが、その後はどうされますか。
人間は弱い生き物です。借り換えで毎月の返済額が10万円から8万円に減った場合、
減ったうれしさだけが先行してしまい、その使い道が曖昧になっている方がほとんどです。
何も決めずにそのまま暮らしていくと、借り換えで浮いた2万円は資金使途不明のまま浪費され、
結局は借り換えた意味が無くなります。
今回、毎月の返済額が減少して家計が楽になったのは、ご主人の収入が増えるという正当要因ではなく、
日本銀行による金利のマジックです。
そのマジックをうまく活用できたのですから、借り換えで浮いた資金をしっかり有効活用しましょう。
浮いた金利分を保障の充実に当てる
これは、5年以上前の借り換えの方が借り換えの時に実行できる方法です。
現在の住宅ローンは3大疾病や8大疾病といった、保障関係が非常に充実しています。
既に多数の生命保険に入っている場合は、昔の有利な利回りを活用した方が得な場合もありますが、
何の保障にも入っていない方は借り換えで保障関係を充実させる方法もあります。
なぜこれを1番にお勧めするのか、それは住宅ローンの借り主であるご主人に何かあった場合、
死亡以外にがん、心筋梗塞、脳卒中などでも住宅ローンの残高がゼロになるからです。
住宅ローンの返済期間中は家族のライフステージも様々に変化し、家計の教育費など
様々な問題が発生します。
そんな時に肝心のご主人が病気になり、住宅ローンも残った場合は家計は完全に破綻してしまいます。
借り換えで返済額を減らすのでは無く、保障を充実させる考え方も有効です。
ネット銀行を最大限活用し、とにかく預金する
保障が問題ない方は、ネット銀行の高金利を活用してとにかく預金しましょう。
いざという時の流動性リスクに備えるためです。
1番お勧めなのがイオンカードセレクトを作り、イオン銀行の普通預金金利を0.12%に
する方法です。
また楽天銀行も楽天証券と連携させるだけで、普通預金金利が0.10%になります。
今までの普通預金金利とは桁違いですから、利息も予想以上に入ります。
このように新規にしろ借り換えにしろ、浮いたお金をしっかり管理することで、
今後の生活がかなり楽になるはずです。
以上、ご参考にして頂けますと幸いです。