普通のマンションから買い換える場合
ここ数年でタワーマンションの数が飛躍的に増加しました。
身近な存在になったタワーマンションですが、そこには今までの
マンションとは違う相違点も多数存在します。
そんな中、今回は住み心地に直結する陽当たりについてです。
これは知人に聞いた、実際にあった事例です。
その人は10階建てマンションの最上階10階に住んでいました。
最上階ですし南向きですから陽当たりは良好、夏は暑いくらいでした。
そして、その人がタワーマンションを購入しました。
最近はどこのモデルルームでも、何階からの景色や陽当たりなどのCG合成を
シミュレーションで見せてくれます。
その人もCG合成シミュレーションは見ていましたが、長年住んでいた10階の
陽当たりの良さの印象が強すぎて余り当てにせず、同じ10階を購入しました。
そして、タワーマンションが完成しいざ入居してみると、同じ10階なのに
陽当たりの悪さに驚いてしまいました。
タワーマンションが都心に建つか郊外に建つかにもよりますが、たいていは
都心に建つことの方が多く、そうなると低層階に位置する10階などはどうしても
陽当たりの悪さに直面することになります。
しかし、本人は今までの居住経験から10階は陽当たりが良いと信じ込んでおり、
この辺りについては今までのマンションとの違いをしっかり認識し、CG合成
シミュレーションでしっかり確認することが大切です。
ツインタワーの向かいを購入する場合
タワーマンションでもう1つ多い形態として、2棟が並んだツインタワーの
タワーマンションがあります。
向かい合わない向きに関しては陽当たりの問題はありませんが、不動産業者も
向かい合う面の値段を安くして何とか売ろうとするため迷う所です。
ただ、実際に向かい合う側を購入した人の感想を聞くと、多少ずらして作られていても
隣の棟から見られている感じがするという意識は生じるようです。
また陽当たりに関しても、タワーマンションの微妙な位置関係で良かったり悪かったりで
実際に居住してみないとわからない所が多いようです。
実際の所、ツインタワーで売りに出ているのは向かい合う側が多いため、
住み心地に関しては十分ヒアリングする必要があるでしょう。
以上、ご参考にして頂けますと幸いです。