新聞配達はどうするのが妥当なのか
タワーマンションが急速に普及するに従って、様々な問題が浮き彫りになってきました。
今回はこれらの問題について、解説していきたいと思います。
ネット社会やスマートフォンの急速な普及により、新聞購読世帯は急減しています。
しかしタワーマンションの居住者は年齢層が広く、高齢者世帯では新聞購読は
今も当然の事となっています。
新聞配達員が各世帯の玄関ポストに投函してくれればいいのですが、
セキュリティが強化されたタワーマンションではそれが出来ません。
従って、1階の郵便ポストに配達されることになります。
1階に配達されるから問題ないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
リタイアした高齢者世帯が毎朝1階まで新聞を取りに行くのは苦痛なようです。
そこで新聞配達員だけでも管理人に入口を開けてもらい、玄関ポストに投函して欲しいという
要望が出るのですが、セキュリティの問題を理由に反対されることが多いようです。
タワーマンションの住人同士連携して、住人が玄関ポストに投函している所もあるようですが、
これらは少数派で今のところは1階の郵便ポストに取りに行くしか方法はないようです。
エレベーター設置に関しての諸問題
初期のタワーマンションではエレベーター設置台数を甘く見積もっていたため、
朝の通勤時間帯にはエレベーターに乗るだけで20~30分程度かかる事例もありました。
このような事例を受け、新しいタワーマンションほどエレベーター設置に関しては工夫しています。
まず低層階向けと高層階向けのエレベーターを別々に設置することで、利用者の分散を計ることは
当然となりつつあります。
また、エレベータの数を何基にするかも問題となりますが、エレベーターが来ないことによる
居住者のストレスを軽減するため、エレベーター数も多めに設置されています。
ただし新しいタワーマンションでも敷地の関係でエレベーター数が少ない所もあり、
その辺りは十分にチェックする必要があるでしょう。
長期的な課題として大規模修繕をどうするかなどの問題点もありますが、
まず身近な問題点をご紹介しました。
ご参考にして頂けますと幸いです。