GW明けに集中する各種税金の支払い
もうすぐ新年度が始まり、その後すぐにGW(ゴールデンウィーク)がやって来ます。
今年のGWは日付の並びも良く、国内や海外旅行を予定している方も多いのではないでしょうか。
ここで注意したいのが、各種税金の納税通知書がGW明けに相次いで送られてくるという現実です。
旅行などでは予算オーバーになる事が多く、ただでさえ現金が不足している時期に、
固定資産税や自動車税などの納税通知書が届くのです。
行政としても、GW前に送った方が納付率が上がることはわかっていると思うのですが、
システムの関係上どうしてもGW明けになってしまうようです。
以下に具体例を解説していきます。
まず、1番負担感が大きいのが固定資産税と都市計画税です。これは毎年1月1日の固定資産所有者に
納税義務が生じます。
ただし固定資産税も都市計画税も住宅用には軽減措置があり、詳細は省略しますが
固定資産税については建物と土地、都市計画税は土地が軽減されます。
特に3階建て以上のマンションを所有している人は、120㎡までの部分について新築後5年間は
固定資産税が半額になります。(その他の場合は新築後3年間)
逆に言えば、6年目からは固定資産税が標準に戻るため、実質的な負担は倍になります。
具体的な金額は個別具体的なため、大都市圏ほど高いということしか申し上げられませんが、
大体の水準は、年間で固定資産税と都市計画税を合計して10~20万円程度でしょうか。
また行政側も上記の金額の一括納付を求めている訳ではなく、納税通知書は4回分に別けて
まとめて届きます。
一括で納付するのが理想ですが、4回に別けて納付することも出来ます。
ただし分割納付を選択した場合、自分自身で納税期限を確認しなければならず、
これはかなり面倒です。
次に、毎年4月1日に自動車を所有している人は、自動車税の納税通知書が
同じような時期に届きます。(軽自動車は軽自動車税)
自動車税も車の排気量に応じて別けられ、またエコカー減税対象車であれば税額が半額になるので
個別具体的な金額になりますが、2000CCの自家用車で年額39,500円となります。
なお自動車税の納期限は5月31日と早く、金額も一括納付なので注意する必要があります。
これらの知識を予め入れておけば、GW明けも慌てることなく対処できるはずです。
以上、ご参考にして頂けますと幸いです。