住宅ローンはまず個人信用情報をクリアすることから
住宅ローンほど、一般に言われている個人信用情報を重視するローンはありません。
それは、個人向けに最長35年間にわたり融資する訳ですから、お金にいい加減な人には
融資できないのです。
今回は、この個人信用情報について解説していきたいと思います。
銀行などの金融機関は、住宅ローンの本申し込みを受けた後、必ず以下の三社から照会をとります。
①(株)シーアイシー(CIC) 加盟会社:クレジットカード各社
②株式会社日本信用情報機構(JICC) 加盟会社:消費者金融各社
③全国銀行個人信用情報センター(KSC) 加盟会社:銀行などの金融機関
このように、銀行に申し込んだとしても、お金を借りる合法的な機関は全て照会しますので、
クレジットカードで事故情報が出れば、基本的にはそれで住宅ローンは否決となります。
ただし、過去の履歴を永遠に残しておくのも、その人の再生を妨げるという趣旨から、
①のCICに関しては、延滞継続の有無、延滞解消後は5年間、自己破産も5年間、事故情報として
記録に残ります。
②のJICCに関しては、延滞継続の有無、延滞解消後は1年間、自己破産は5年間、事故情報として
記録に残ります。
③のKSCに関しては、事故発生から5年間、延滞解消後は5年間、自己破産は10年間、事故情報として
記録に残ります。
事故情報の記録が残っている間は、住宅ローンを申し込んでも否決されるだけです。
だめでも我慢。お金の管理を身につけ数年後に再チャレンジ
ただし、上記の事例でもわかるようにKSCは厳しいですが、他は5年間問題が無ければ事故情報は消え、
住宅ローンの本申し込みから審査へと進む道が開けます。
住宅ローンがすぐに否決になるのは、ほとんどの場合事故情報が原因で、ここで諦めずに個人信用情報の
開示を行い、自分のお金の使い方に今まで問題がなかったか、反省できる人が再チャレンジできるのです。
悔しい気持ちはわかりますが、どうか諦めずに対処して頂きたいと思います。