住宅を探している人であれば、誰もが遭遇する問題
首都圏であれば、住宅購入予算の平均は5,000万円。近畿圏であれば、3,000万円と
言われています。
この金額で住宅購入しようとすると、必ず遭遇するのが、徒歩圏内の新築マンションか、
バス利用の戸建てかと言う問題です。
最近のタワーマンションブームで、マンションだけに絞る人もいますが、この場合は
タワーマンションの高層階か中層階か低層階かという問題に直面します。
まず、徒歩圏内のマンションの有利点を考えてみましょう。
徒歩圏内のマンションであれば、駅から近いので便利、いざという時に転売しやすい、
セキュリティがしっかりしているなどが考えられます。
一方で、バス利用の戸建ては、ニュータウンとして街並みが整備されている、我が家を
実感しやすい、駐車場代がかからないなどが考えられます。
値段が同じくらいであった場合、どちらにするか迷いそうです。
最後は、自分達の負担感が少ない方を選ぶと上手くいく
では、このような場合どうすれば良いのでしょうか。
まずは、両者の物件を徹底調査することが大切です。
例えば、徒歩圏内のマンションと言っても、中古物件流通市場で評価されるのは
徒歩10分以内です。
宅建業法で1分は80メートルと定められていますので、10分で800メートルになります。
10分でも毎日の通勤・通学では結構な負担になります。
候補に上がっているマンションが、徒歩10分を超えているのであれば、
これは大きなマイナスポイントになります。
一方で、バス利用の戸建てはどうでしょうか。
これもバス便の本数と時間帯を、徹底調査することです。
バス停に近く、朝や夕方のラッシュ時に多数のバスが出ているか、ラッシュ時のバスは
最寄駅まで何分かかるかなどを、実際にバスに乗って確かめることです。
また、最終のバスは何時台まであるのかも必ず確認するようにしましょう。
そして、ラッシュ時のバスが大幅に遅延することが多かったり、最終のバスの時間が
21時後半ぐらいだと、これも大きなマイナスポイントになります。
このように両者の物件を比較検討することで、自分達にとって負担感のないのは
どちらなのか、自然と答えが出るような気がします。
どちらにしても、物件選びで迷ったら現地を徹底調査することです。
以上、ご参考にして頂けますと幸いです。