アメリカでは20年以上前から普及
皆様はクレジットスコアという言葉をご存知でしょうか。
恐らく、日本ではクレジットスコアは、ほとんど認知されていないと思います。
ただし、日本もアメリカのようにクレジットカードの利用が伸びている現状を考えると、
クレジットスコアの導入が進む可能性があります。
前置きが長くなりましたが、クレジットスコアとは、クレジットカード利用の信用偏差値と
訳されることが多いです。
簡単に言えば、クレジットカードをどのように利用してきたかを、点数化したものです。
クレジットカードで買い物した金額をきちんと返済していれば、クレジットスコアは上昇しますし、
延滞などで返済が遅れると、クレジットスコアは低下します。
そして、クレジットスコアが上昇すれば、クレジットカードの上限額が上昇したり、ゴールドカードに
切り替えられるなどの特典が付きます。
逆に、クレジットスコアが低下すれば、上記と逆の事が起こったり、クレジットカードの利用が
制限されたりもします。
ちなみにアメリカでのクレジットスコアの平均は680程度、これが700を超えると、
優秀なクレジットスコア保持者と見なされます。
今後は日本でも普及する可能性
このように、アメリカでは一般的なクレジットスコアですが、日本では融資審査において、
クレジットヒストリー(利用履歴)だけしか利用していません。
元々、日本ではアメリカほどクレジットカードの利用が広がらず、クレジットスコアを
利用するまでもなく、クレジットヒストリーだけで十分だったからです。
しかし、フィンテックに代表される金融のIT化で、融資審査にクレジットスコアを利用すれば、
融資審査がより効率的になるという意見も出ています。
また、冒頭で述べたように、日本でもポイントに代表される仕組みの導入で、クレジットカードの
利用が急速に進んでいます。
アメリカのように、融資審査や信用力の調査に、クレジットスコアを利用するようになっても、
不思議ではありません。
今後はクレジットカードの利用方法に、今まで以上に気を遣う必要がありそうです。