そもそも不動産投資の利点とは？
資産運用のご予定がある方の中には、不動産投資をお考えの方も多いことと思います。不動産投資の最大の利点は、株式の売買の際に求められるような特別な知識やテクニックがなくとも、毎月安定して家賃収入を獲得できる点にあります。加えて、もし購入した物件の価格が後になって購入時よりも上昇した場合、売却することで利益を獲得できるということも稀にあります。
また物件選びはもちろん、運営管理は外注する場合の不動産会社選びなども自由にできるため運営に積極的に関与することが可能です。さらに、購入資金の融資を受ける際、購入する不動産そのものを担保にできるため、比較的容易に資金調達して高価な物件を購入しやすいという点も不動産投資の大きな利点と言えるでしょう。
不動産投資をする際に気をつけたい点は
当然のことながら、注意しておきたい点も少なくありません。例えばマンションの購入には、一棟を丸ごと所有する場合（一棟買い）と部屋単位で購入する場合（区分所有）とがありますが、前者の場合は購入後も管理運営に携わらなくてはなりません。不動産が的確に運営されないことで資産価値が下がってしまうことも十分に考えられますから、運営に関するある程度の知識や、管理会社など信頼できるパートナー選びが重要と言えるでしょう。
また不動産を所有すると、様々な税金が関わってくることになります。不動産取得税や登録免許税さらには印紙税が購入時にかかりますし、固定資産税や都市計画税が保有した時点で発生します。家賃収入が出るようになれば、所得税や住民税に加え事業税も納めなくてはならない場合があります。また手放す際にも譲渡所得税がかかります。
また安定して家賃収入を生むような優良な物件探しは簡単なことではありません。安価でも空室が多い物件では投資の意味がありませんし、いかにも空室が出なさそうな条件の整った物件は高価となり、不動産投資ならではの高利回りが望めません。利益を発生させる物件選びには、かなりの情報や知識が必要と心得るべきでしょう。
