空き家問題は実際に空き家を持て余している方には頭の痛い問題です。
更地にすると解体費用がかかる。固定資産税も劇的に増える。しかし放置しておくわけにもいかない。
既に空き家は風化し廃墟になりかけている。ご近所の方も困惑している・・・
人口ピラミッドの変化が避けられない日本では、今後も空き家、増えると予測されます。
地方では特に都市への人口流出で住民が減るので、空き家をちょっとリフォームして
賃貸にしたい、と思っても借り手は見つかるのか不安でリフォームもできない。
しかし空き家を放置しておくと廃屋と化して治安にも悪影響と言われてしまう。
そんな悩みの救済になる可能性にもなるのが「空き家対策特別措置法」の施行ですが、
年度末でもあり、空き家を所有している方がお住まいの自治体によってはその予算も異なりますが、
この制度の利用で、廃墟が周辺の住民に迷惑にならず、負担を軽減して空き家問題の解決方法として
利用できる可能性があるかどうか、一度確認してみることをおすすめします。
そして空き家を活かした学生や若い方の住居としてのシェアハウスなどもよく聞かれるようになりました。
このシェアハウスという新しい住居の形も、今後は空き家活用に大いに役立ってくるものと思われます。
国土交通省も、住宅セーフティネットの機能を強化し、
住宅の確保に配慮が必要な方などを対象としたシェアハウスづくりを支えるため、その居住水準を検討しています。
一人当たりの通常の最低居住面積水準より、3㎡広くした水準での案などでの協議がされているようです。
シェアハウスをより安心して居住できる住宅にするための取り組み事例の中には
大手不動産会社や、住宅メーカーのリフォーム例に、半世紀以上の築年数である空き家を
リフォームした例もあります。空き家でお悩みの方の参考になるのではないでしょうか。
また、格安で購入した空き家をリフォームし、シェアハウスに生まれ変わった空き家が、
単身者や高齢者、学生やペットと暮らしたい方など、住まいを探している人にとって役立つ物件となれば
地域にも貢献できてうれしいというオーナーの話も印象的でした。