不動産売却での失敗を聞いていると、売却を決めたものの、
うまくいくのか不安になってしまう話もよく耳にします。
思い描いたような売却ができればいいけど、もし何か問題が生じたりしたらどうしよう。
専門家ではないからトラブルが起きたら厄介だし。
失敗しないためにも、売却時にはどんなことに気をつけたらいいでしょうか。
どんなに準備を整えても、すべてにおいて完璧ということはなく、不確実性を考えれば何が起こるかわからないもの。
こう言ってしまえばそれまでなのですが、準備をきちんと整えることは決して無駄にはなりません。
むしろ準備がすべてと言っても過言ではありません。
売却を焦るあまり、準備をおろそかにしていると、不測の事態はそんなときにこそ起こるもの。
いや、これにはもちろんエラーが起きるときの法則に従って起こるべき結果が起きているだけなのですが。
それはさておき、たとえば早く売却したい。高く売却したい。
その目的意識だけで話を急いで進めようとするのは絶対に避けなくてはいけません。
いろいろな事情はあるでしょうが、それは避けていただきたいと思っています。
急がない。高額査定に必要以上に固執しない。
焦っていると、良い不動産業者を見極めることはできません。
せっかく市場には鋭い目を持つ凄腕の不動産のプロがいるのに、
売却を急ぐあまり、良い担当者にめぐりあうことなく、
業者に言われるがままに売却を進めてしまえば、思うような結果は得られずほぼ後悔します。
手数料を過剰に払うことになったり、マイナスになったり・・・
言いたくはありませんが、高額な物件を取り扱う不動産の世界には悪質な業者も存在します。
すぐ買い手が見つかるのは悪いことではありませんが、
あえてこちらも売り手としての準備を整える必要があるのです。
スピード感、タイミング、不動産売却はそれだけだけがすべてではないのです。
不動産会社と相談しながらていねいに売却の準備をしていきましょう。