皆さんは普段、どこで買い物をしますか?
駅ナカや駅チカにあるお店、郊外の大型ショッピングモール、百貨店にスーパーマーケット、なかにはネット通販という方もいるでしょう。今ではいろいろな形で効率良く買い物ができます。
しかし、人とのふれあいや人情を感じながら買い物をするのも良いものです。
「人情商店街食べ歩き探訪」では、東京にある商店街に実際に訪れ、その魅力や特色を取材します。
今回は、台東区の鳥越、台東エリアです。JR総武線「浅草橋駅」都営大江戸線、つくばエクスプレス「新御徒町駅」からアクセスが良い「おかず横丁」「佐竹商店街」です。(リビンマガジンBiz編集部)
おかず横丁&佐竹商店街
今回は、2つの商店街を紹介します。おかず横丁と佐竹商店街を両方散策することで、このエリアの魅力を再発見することができるからです。まずは、おかず横丁から見て行きましょう。
ここが、「おかず横丁」の入口です。さて、散策しましょう。と思っていると、
昼間の時間はシャッター通りになっています。
安心してください。
おかず横丁は、17時からが本番の商店街です。なぜ、このような特殊な営業時間になっているのでしょうか。それは、この街の歴史に関係しています。
その昔、鳥越エリアには、町工場が多くありました。共働きの人たちも多く、仕事が終わったあとに家事をするのは厳しい。そんな人たちのために、おかず横丁の役割があり、そのため、開店時間が遅いお店が多いのです。昼間に訪れると、静かな通りですので、気をつけてくださいね。
ここは、地元の人が足を運ぶ甘味処「港家」です。かき氷が人気です。お店の外のベンチで食べるのがお店のスタイルです。暑い夏に食べたいですね。
レトロな外観の美容院「HOT STUFF」。店員さんは年配の方かなと思ってのぞいてみたら、若いお兄さんがカットをしていました。
このように、17時以降でなくても、営業しているお店もあります。
さて、続いては「佐竹商店街」へと参りましょう。
佐竹商店街は、歴史が古い商店街です。昭和5年、この通りには露店が並んでいたそうです。それが、佐竹商店街の始まりです。そんな歴史のある商店街を歩いてみましょう。もしかすると、昭和初期の建物や、古い建物に出会えるかもしれません。
パン屋さんを発見しました。「焼きたて食パン道」です。食パンをメインに扱っているお店です。目印は、入口に貼られている佐竹商店街のマスコットです。女性の店員さんが、丁寧に接客をしているのが印象的でした。
「ゼイタク煎餅」は、煎餅、あられも売っていますが、人形焼もおすすめです。人形焼こしあん味(110円)を買ってみました。下町の人形焼は、ほどよい甘さで美味しいです。1つと言わず3個くらい買って良かったと思いました。店内がとてもレトロなので、商品だけでなくお店の中にも注目してください。昭和な空気を味わうことができますよ。
レトロなおもちゃ屋の「オオミナト」は主に、プラモデルを取り扱っています。外から店内を見るだけでも、通にはたまらないお店ということがわかります。
もちろん、生鮮食品を扱っているお店もありますよ。「PBファーム」は、佐竹商店街で一番大きな八百屋さんです。
精肉店を見つけました。「佐藤精肉店」です。夕飯の時間に合わせて、お店では惣菜の準備をしていました。もう、一部の商品はでき上がっていますね。カニクリームコロッケ80円を購入しました。「できたてだから、ぜひ今すぐ食べてね!」と言われたので、その場ですぐいただきます。
外の衣はサクサクです。中からとろりとしたクリームが口いっぱい溢れて、口の中で溶けました。また食べたくなる味ですね。次は、唐揚げやコロッケといった定番の揚げ物を再挑戦しようと思いました。
レトロな店構えの飲食店が多いのも、佐竹商店街の特徴です。
喫茶・スナックのお店「ロッキー」を発見しました。昼はカラオケ、夜はスナック店のようです。昼と夜では客層が違うのでしょうか。
ランチメニューが気になったので、今度訪れてみようと思います。さて、2つの商店街を散策してきました。両方の商店街に共通しているのが、どちらも昭和のレトロな雰囲気を肌で感じることができることです。みなさんも一度、昭和にタイムスリップしに来てみませんか?
「おかず横丁」
アクセス:
JR総武線「浅草橋」西口より徒歩8分
都営大江戸線「新御徒町」A4出口より徒歩8分
「佐竹商店街」
アクセス:
都営大江戸線、つくばエクスプレス「新御徒町」A2出口