現在、私達の生活にはインターネットショッピングや大型スーパーが普及していますが、どの街にもある商店街というものは、その街の特徴を表しています。長いものや短いもの、ちょっと変わった特色のある商店街、街によって様々なです。
そこで今回は、渋谷から電車でおよそ10分、都心からのアクセスも抜群の東急田園都市線「桜新町駅」の「桜新町商店街」を紹介します。(リビンマガジンBiz編集部)
とにかく日本で一番有名な一家、磯野家の皆さんが迎えてくれます
桜新町といえば、国民的漫画『サザエさん』の作者、長谷川町子さんが生前住んでいた街です。この桜新町商店街は、「サザエさんだらけ」と言っても過言ではありません。通りのいたるところに磯野家の像があります。
駅を出ると早速ありました。波平さん、カツオくん、ワカメちゃん、フネさんの銅像です。この銅像は2012年に設置されました。設置当初は波平さんの一本髪が抜かれる、という事件が多発したのですが、最近では落ち着いた模様です。安心しました。
「桜新町商店街」は通りの長さが、約400メートルほどあります。この区間には駅前の銅像をはじめ、磯野家の皆さんが点在しています。
では、こちらの「サザエさん銅像マップ」を頼りに「桜新町商店街」、通称「サザエさん通り」を散策してみましょう。
少しレトロなイラストが立っていました。
雑貨屋さんにはマスオさんがいました。
パン屋の前にはタラちゃんとカツオくんがいます。
街中になじみ深い『サザエさん』一家がいると嬉しいですね。
メガネ屋の前には…、あれ、誰でしたっけ? 思い出せない…。
思い出しました。カツオのクラスメートの西原くんです。メガネ屋の前にメガネキャラの西原くんがいるとは…中島くんではなくて西原くんとはなかなかマニアックな計らいですね。
通りの途中で商店街の事務所を発見。こちらももちろん『サザエさん』です。
こちらの文具店には、サザエさんのセル画やグッズ、冊子が販売されていました。ファンの皆さんが訪れて購入をされるのだとか。
サザエさんカフェでまったり
サザエさんのカフェ、その名も「Lien de SAZAESAN」を発見しました。早速入ってみましょう。
メニューも豊富です。オーガニックコーヒーやソフトドリンク、フレッシュジュースもあります。思ったより、と言っては失礼ですが、オシャレで本格的な印象ですね。
飲み物と、新発売の「サザエさんのうっかりおやつ」を注文してみました。
思った以上にクオリティが高いですね。よく言う言葉ですが「食べるのが勿体無い」です。
中はふっくらケーキ、とってもおいしいです。
商店街を進むと「長谷川町子美術館」
商店街を国道246号線へ進むと交番があります。この交番を右折すると、長谷川町子氏の作品が展示されている「長谷川町子美術館」があります。
こちらの「長谷川町子美術館」は長谷川町子さんが、姉の毬子さんと収集した美術品を、広く社会に還元しようとの思いから造られました。昭和60年11月3日に開館し、最初は「長谷川美術館」という名前だったそうです。
それらの収集作品は、作家名にこだわることなく、純粋に好きな作品を購入することで集まったものです。その種類は日本画・洋画・ガラス・陶芸・彫塑など多岐に渡ります。
平成4年、長谷川町子さんの没後は、館名を現在の「長谷川町子美術館」と改め現在に至ります。町子コーナーでは、長谷川町子が描いた漫画作品、『サザエさん』をはじめとして、代表作品である『いじわるばあさん』や『エプロンおばさん』などの原画が展示されています。また、長谷川町子さんが手がけた陶芸や水彩画などの作品も楽しめます。
近隣には桜新町一丁目緑地、通称「サザエさん公園」もありました。こちらも装飾は『サザエさん』一色です。
『サザエさん』以外も、もちろんあります
こちらの桜新町は、名前の通り、「桜」がいたるところにある街です。駅周辺の桜新町一丁目・深沢七丁目・深沢八丁目の通り沿いにはソメイヨシノの並木が設けられています。近隣の住民の皆さんは桜の季節になるとお花見を楽しんでいるそうですよ。
いかがでしたでしょうか。誰もが知る『サザエさん』の街としてこの桜新町には、今でもファンが足繁く訪れるそうです。皆さんも週末に桜新町商店街に行ってみてはいかがでしょうか。
商店街データ
「桜新町商店街(サザエさん通り)」
最寄り駅:
東急田園都市線「桜新町駅」
(情報は公開時のものです)