皆さんは普段、どこで買い物をしますか?
駅ナカや駅チカにあるお店、郊外の大型ショッピングモール、百貨店にスーパーマーケット、なかにはネット通販という方もいるでしょう。今ではいろいろな形で効率良く買い物ができます。

しかし、人とのふれあいや人情を感じながら買い物をするのも良いものです。「人情商店街食べ歩き探訪」では、東京にある商店街に実際に訪れ、その魅力や特色を取材します。

今回、取材をする場所は、台東区を代表する商店街。観光地にもなっている「上野アメ横商店街」です。(リビンマガジンBiz編集部)

上野アメ横商店街


JR山手線「御徒町駅」北口を降りて、JR「上野駅」からは南口からすぐのところに、上野アメヤ横町商店街(以下アメ横)はあります。

ここは、海外からの観光客も沢山訪れる、観光地になっています。また、年末には買い物客であふれる様子がテレビで紹介されています。そんな商店街を散策してみましょう。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

アメ横の入口は、この看板が目印です。
この看板が要所にあるので、初めて行く人でも安心です。この看板の通りがアメ横のメインストリートなので、覚えておきましょう。

アメ横はとにかく活気あふれています。生鮮食品から衣服までなんでも揃っています。そして、どのお店からも
○○が、1000円!今がお買い得だよ〜
送料込みで、販売するよ〜
そこの兄ちゃん、見てって!見てって〜!
これ以上値切れないよ〜。お客さん〜
などなど、威勢の良い声やお客さんとの軽快なやりとりが聞こえます。
お買い物をしなくても見ているだけで楽しいです。

浜谷食品 (撮影=リビンマガジンBiz編集部)

この季節は、どこのお店も「松茸」を扱っていました。お店によって、値段は様々です。

三幸商店 (撮影=リビンマガジンBiz編集部)

魚も鮮度が良いものばかりです。
実はこの写真撮影の際、三幸商店の店員さんが険しい顔をしていました。一言声をかけたのになぜ怒っているの?と思っていたら、
うちの魚、綺麗にとってよ!
と言われました。店員さんとのやりとりも、アメ横を楽しむ1つです。
ちなみに、海鮮丼や、ケバブ、たこ焼きなど、様々なものをその場で食べることができるお店がたくさんあります。

さて、アメ横には地上だけではなく地下にも実は商店街のようなエリアがあります。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

通称「アメ横 センタービル地下食品街」。ここは、アジアの調味料や韓国料理や中国料理で使いそうなお肉を買うことができます。せっかくなので行ってみました。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

ちょっと勇気がいりますが…中はデパ地下のような感じです。

こうき物産 (撮影=リビンマガジンBiz編集部)

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

鮮魚店では、魚の頭だけを販売していました。見たことがない部位のお肉もズラリと並んでいます。
残念ながら撮影許可がおりませんでした!お伝えできなくてすみません。

このほかにもお店がいくつかありました、とても活気のある場所でした。

しかし。1つ気をつけておかないことがあります。

とにかくニオイがすごい!

様々な食べ物や、商品が並べられていたので、それぞれが発するニオイが合わさって、強烈でした。人によっては忘れられないニオイになる可能性があります。そのことを意識して訪れてくださいね

アメ横は、戦後のヤミ市から生まれました。
当時は、飴屋さんがこの辺りで商売をしていたので、アメヤ横町と呼ばれています。
ここである疑問が浮かび上がりました。

アメ横には今でも飴屋さんはあるのか?

調べてみると、以前まで居酒屋の「飴屋」というお店はあったようです。しかし、実際に飴菓子を売っているお店は、ネットで検索しても中々ヒットしません。もしかするとない可能性もあります。ということで探してみました。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

すると、それに近いお店を発見しました。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

新谷商店さんというお店。飴菓子と書いてあります。これは、期待大。飴はあるのかな〜と思い店内の商品を見てみると…

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

あれ?ドライフルーツ?そうなんです。飴菓子を扱うお店でなのですが、メインはドライフルーツ。実はアメ横を歩いていると、ドライフルーツを扱っているお店がいくつかあります。代表的なお店は「小島屋」です。元々ヤミ市から飴菓子を扱っていたお店が、主力商品をナッツやドライフルーツに変えて残っているお店があるのです。

残念ながら、店員さんが忙しくて詳しいことを聞けずでしたが、このお店もそういった歴史がある可能性がありますね。ということで、アメ横でおすすめのドライフルーツを買ってみました。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

ドライフルーツのことをよくわからないので、チョイスは店員さんにお任せです。
みかんと梨のドライフルーツです。いちばんのオススメとのこと。味は甘酸っぱくなく、丁度良い甘さ、食べはじめたらどちらも止まりません。この商品なんと、2つで500円!ドライフルーツをコンビニで買うと、少量なのに値段が高めだったりするので、お得ですね。

今回は、食べ歩きというより、お店と商店街歩きがメインになってしまいましたが、歩くだけで楽しい商店街ということが十分伝わる場所でした。ちなみに、商店街を出ようとしたらこんなものを発見。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)


パンダの赤ちゃん関連のアイテム、パンダスピナーです。パンダの赤ちゃん誕生にすかさず便乗するのはさすがです!
アメ横は活気があり、どのお店もエンターテイメント性に溢れたお店ばかりです。
もうすぐアメ横のご当地アイドルも誕生するようですよ。今後さらに楽しくなりそうですね。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

「上野アメ横商店街」
最寄駅:
JR「上野」・「御徒町」、東京メトロ日比谷「上野」「仲御徒町」/銀座線「上野」、「上野広小路」

都営大江戸線「上野御徒町」、京成電鉄「上野駅」

 
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