都市計画次第で、不動産の価値は大幅に変動する
都市計画とは、行政が行っている土地の利用計画です。ご存知でしたでしょうか。国、都道府県、市町村は、連携して、国の大動脈である国道や高速道路、鉄道などの開発計画をしています。それに基づいて、県は県道、県営の住宅、県営のスポーツスタジアム、防災拠点となる建造物などを建て、市町村は、老人ホームや病院、工業団地などを誘致しています。あなたが売却しようとしている不動産周辺の都市計画はどうなっているのでしょう。もし、売却する不動産が、行政の都市計画にマッチしていて、これからその不動産の価値が上がっていくことをあなたが知らないのは、圧倒的に不利なのです。あなたが金銭的に切羽詰まっている状況ならなおさらです。もし、あなたが直接、行政の都市計画を知りたいのなら、市役所あるいは区役所の「都市計画課」に行って「都市計画書が欲しいのですが。」と言いましょう。都市計画自体は、五カ年計画や、年度計画によって市町村長が宣言しているものなので秘密事項ではありません。
不動産管理会社に足元を見られないように！
あなたの不動産を買い取ったあと、不動産管理会社はどのように買い取った不動産を運用していくつもりなのでしょう。これは、必ず不動産管理会社にたずねてみてください。上述したように、もしかしたらあなたの売却する不動産の価値はこれから上がっていくのかもしれません。ただし不動産管理会社は、自分自身が赤字になるような不動産は買い取ってくれません。むしろ買い取った不動産の価値を最大限に利用するような不動産運用をするでしょう。そこで、一言「この売却する不動産はどのように活用されるのでしょう？」とたずねるだけで、あなたは不動産を売却することで得られる利益を確かめ、さらには売却益を上げられるようにできるかもしれないのです。もちろん何社の不動産管理会社と交渉しても問題ありませんが、必ず運用については聞くようにしてください。不動産管理会社は私企業であるため、その利益を最大限に上げるようにあれこれ工夫し、できればあなたが売却しようとしている不動産を安く買いたいのです。対するあなたも個人ではありますが、あなたの利益を最大限に上げる努力をしなくてはいけません。そのためには知ること、これが大事です。
