実家が空家になっても当面のメンテナンスは必要です
もしも親が亡くなって実家が空家になった時は、どうすれば良いのでしょうか?親が元気でいる時は考えもしないことだと思いますが、遅かれ早かれ、空家になった実家をどうするか、その選択を迫られる時は誰にでも訪れるものです。とはいえ、実際に実家が空家になったからといって、すぐにどう対処するか考えられる人は少ないでしょう。親との思い出のたくさん残った実家をどうするかなど、しばらくは考える余裕はないですよね。しかし、だからと言って、いつまでもそのままの状態で放置しておくことは危険です。空家のままにしておけば建物も傷みますし、庭も草が伸びて荒れ放題になります。人の住まなくなった家は、ネズミや白アリにはかっこうの住家。その上、不審火の被害にあったり犯罪に使われたりする可能性もゼロではありません。こうした危険を回避するためにも、たとえ空家のままにおくにしても、何らかのメンテナンスは必要になると考えられます。
実家が空家になったときの3つの選択肢と対処法
実家が空家になった時はどうするか、相続した本人が住む以外には3つの選択肢があります。1つめは「空家として管理する」、2つめは「売却する」、3つめは「賃貸にする」です。1つめの「空き家として管理する」場合も、そのまま継続して管理するのでなければ、最終的には2つめの「売却する」か、3つ目の「賃貸にする」のどちらかを選ぶことになりますが、少なくとも当面のメンテナンスが必要になります。自分で定期的に実家に通って家の中の空気を入れ替えたり、庭の除草をしたりするのも大変ですから、空家のメンテナンスサービスを行っている不動産会社などに委託すると良いでしょう。2つ目の「売却する」や3つ目の「賃貸にする」にしても、やはり専門家である不動産会社の力を借りることになります。いずれにしても、実家が空家になった時には信頼できる不動産会社を探すことが先決です。空家になった実家をどうするか迷っている時は、まずは空家を定期的にメンテナンスしてくれる不動産会社を数社ピックアップして、相談してみましょう。その時に、建物の査定も併せてしてもらっておくと後々の参考になります。信頼できそうな相性の良い会社を選んで、将来賃貸にしたり売却したりするときに備えておくと、いざという時に慌てなくてすみますよ。