前回までは、築40年以上のすでにヴィンテージマンションと呼ばれている著名なマンションを見ていきました。今回は比較的新しいマンションの中で、将来ヴィンテージマンションとなるにふさわしいマンションを見ていきましょう。
将来、ヴィンテージマンションと呼ばれるにふさわしいマンション
これから、東京都内で将来ヴィンテージマンションになる可能性の高い物件を10物件挙げてみたいと思います。
中でも特に高額物件が集中し、不動産業界でCMC(千代田、港、中央)と呼ばれているエリアにおいて、2014年以降に実際に売買されたことのある平均坪単価の高い順番で物件をピックアップし、順位付けしてみました。
尚、物件の選定には、私の主観が入っていることはご了承ください。
第10位 プラウド南青山 707万円/坪
青山のみゆき通りと骨董通りの中間に位置する総戸数19戸の戸建て感覚の邸宅。
青山通りから一歩中に入り、ハイセンスな青山の街並みに調和する佇まいは、質感のあるタイルにガラスキューブを組み込んだようなモダンな外観とホテルライクなエントランスが、高級感を一層引き立てます。
第9位 六本木ヒルズレジデンスB棟 710万円/坪
いわずと知れた六本木ヒルズは、日比谷線六本木駅徒歩6分の場所に立ち、六本木6丁目再開発プロジェクトによって建築された43階建てのマンション。
テレビ朝日が同じ敷地内にあり、オフィスビルである六本木ヒルズは、ゴールドマンサックス証券やグーグル、J-Waveなどの著名な会社が名を連ねています。
六本木ヒルズの中の各レジデンスも知名度はあまりにも有名で、ヒルズに住む=地位やステータスの象徴といった風潮も生まれました。
第8位 アークヒルズ仙石山レジデンス 711万円/坪
日比谷線神谷町駅と南北線六本木一丁目駅とのちょうど中間に立つマンション。
白い外壁と丸みを帯びた角が特徴です。地上47階建ての上層階はオフィス、3~24階がレジデンス。
1~2階には会員制ヒルズスパが入っており、プール、エステ、フィットネスジム利用できるだけなく、入居者はアークヒルズ、六本木ヒルズ、元麻布ヒルズ、愛宕グリーンヒルズ内にあるスパが利用可能です。
第7位 パークマンション六本木 737万円/坪
防衛庁敷地跡の東京ミッドタウンのそば、檜町公園に隣接して佇む「パークマンション」の一棟。
六本木のエンターテインメント性と、檜町公園の豊かな自然のどちらの享受できる住環境で赤坂も徒歩圏内の便利なところに佇んでいます。
外観は白基調のタイルとガラス面が洗練された雰囲気を纏い、エントランスではフロントサービスが住まう方の生活をサポートする、住む人のステータスを満足させます。
第6位 パークマンション南麻布 749万円/坪
フランス大使館に隣接し、南麻布という都会の喧騒の中から一歩入ったエアポケットのような場所に建つ一棟。
「森の美術館」をテーマとした佇まいは、植栽の豊かな緑と声高に存在を主張する事のない洗練されたフォルムが街並みに調和し、華美な装飾ではなく、空間設計と素材感を意識した共用部は、どこまでも上質かつ繊細な空気を纏っています。
(以下次号)