前回は、ヴィンテージマンションの著名なシリーズを見ていきました。今回は、「一度は住んでみたい、ヴィンテージマンション その3」と題し、ヴィンテージマンションの個々の有名な物件を探索してまいります。
有名なヴィンテージマンション
今回は、シリーズだけでなく、ヴィンテージマンションと呼ぶにふさわしい物件をご紹介いたします。
こちらはあくまで私の主観が入っているものですので、ご了承ください。
ビラビアンカは、原宿の明治通り沿いに立つ、初の都市居住型集合住宅として、当時の「Life」に取り上げられるなど、先駆的なマンションとして名高いものです。その外観は、今でも印象に残るデザインで、通りからも一目で視認できるおしゃれな物件です。
内装もロケットキッチンと呼ばれるアアランドキッチンを導入したり、ベランダに坪庭を設置したり、先駆的なデザインを随所に取り入れています。
コープオリンピアは、昔は原宿駅前の歩道橋越しに見える威風堂々としたたたずまいのマンションです(現在は歩道橋は撤去)。
都道413号沿いに立ち、大きな欅並木を眼下に見下ろすようなロケーションです。
昭和45年の分譲当時の値段が3000万円から1億円超で、初めて1億円を超えた「億ション」第一号となりました。
もちろん、エレベーターや空調設備のような先進的な装備で、さらにホテルのようなフロントサービスも備えるなど、ハード、ソフト両面において当時の富裕層を満足させる内容でした。
オリンピアの名前の由来は、もちろん当時の東京オリンピックに由来しています。
南青山第一マンションズは、表参道駅上に立つマンションで、日本で初めてマンションという言葉を使った集合住宅です。
その茶色の外観で風格すら漂う物件です。
現在の規模は、地上12階で総戸数121戸ですが、こちらも立替えが決定され、地上22階建て総戸数263戸を予定しています。
抜群の立地ですので、販売価格もかなり高額になることが予想されます。
渋谷区代官山の高台にそびえる代官山マンションは昭和46年に建設され、ゆったりとした敷地にそびえ立つ13階建て総戸数93戸のマンションです。並木道からエントランスまで植木が植えられた長いアプローチ、緑に包まれた公園には子供用遊具が備え付けられています。
管理体制もしっかりし、代官山というプレステージの高い住所が物件のステータスをあげています。
(以下次号)
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