前回までは、不動産とテクノロジーの融合、ReTechについてお伝えいたしました。今回からは、「一度は住んでみたい、ヴィンテージマンション」と題し、東京23区の高級マンションについてシリーズでお伝えしてまいります。
ヴィンテージマンションとは?
今日3月5日は、二十四節気の「啓蟄」。蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)気候が暖かくなり、虫が土の中から這い出して来る時期です。
虫とは言いますが、この場合、虫だけでなく蛙、蛇、蜥蜴など土の中で冬を過ごす様々な生き物をさすとされています。皆さんの家の周りでも、少しずつ春の芽吹きを感じられていることでしょう。
中には、花粉症でそれどころではない方々もたくさんいらっしゃるかと思います。本格的な春を待つ一方で、花粉症に悩まされる、というジレンマですね。
さて、今回から、ヴィンテージマンションについて、お伝えしてまいります。ヴィンテージマンションという言葉をお聞きになったことある方は、あまり多くないかもしれません。
ヴィンテージとは、元はワインの収穫から来た言葉で、ぶどうの収穫期、収穫量から始まり、良質のぶどう酒、年代物のぶどう酒へと派生し、古くて良いもの一般を指す言葉となっていきました。
ことマンションに関して言えば、その価値は、立地、外観、間取、内装、管理状態、周辺環境そして価格でその格が決まってきます。さらに重要なのがそこに住む人たちの雰囲気です。
当然のことですが、価格は、マンションの立地や内外装のグレード、周辺環境のすべてが反映したものとなります。そして高価格のマンションとなると、それを買える人は限られてきますので、マンションのグレードが決まってくる、という循環になるのです。
では、まずヴィンテージマンションとは、どういう物件を指すのでしょうか。完全な定義があるわけではありませんが、建築から10年以上たった物件で、今ではなかなか建てることのできない立地にあり、ハイグレードな居住用で、管理状態もきちんと維持されている、そして当時の有名建築家により設計され、デザイン性も高く、コンセプトも明確にされている、といったところでしょうか。
古いものでは昭和30年代後半から建てられ、シリーズ名が付けられたマンションも現存しています。
はじめて物件に「マンション」と付けられたのは、「南青山第一マンションズ」だといわれています。マンションの英語の意味は、「大邸宅」ですので、日本での本来の意味とは少し異なっていますが、、
(以下次号)
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