不動産売却のコツは、物件の良さをめいっぱいアピールすること
前回は、今後「中古不動産市場」はどう動いていくか、政府の取り組みをいくつかご紹介しました。
今回は、「不動産を売却するときに、工夫すべきこと」、について見ていきます。
不動産の買い手の主体はいろいろ
不動産を売却する理由は、本当に様々です。家族構成が変わり、少しでも大きな家に住み替えたい、
または逆に今の家では大きすぎるので小さな物に住み替える、
または不本意ながら売却せざるを得ないケースもあると思います。
そしてできるだけ高く売りたいと希望するのは至極当然のことです。
しかし、不動産は100物件あったら100物件すべて違うものです。
そうすると、その中には売りやすいものもあれば売りづらいものもあるのも事実です。
このサイトをご覧になっている売却希望の方は、個人の方々が大部分だと思います。
しかし、買い手側は、必ずしも個人の方だけとは限りません。
例えば、不動産業者、中には買い取りを専門とし、その物件に手を加え、
物件価値を上げた上で転売する業者さんもいるかもしれません。
また収益物件の場合、個人や法人で家賃収入を目的としてオーナーチェンジ物件を買いたいと希望する方、
安く仕入れて高く転売することを目的とする方など、本当に様々です。
より高く、より早く売却できる理想的な物件は、買い手の個人またはプロに対して、
「買いたい」と思わせる、魅力的な物件です。
多くの方から、それも個人の方だけでなく、
業者さんからも声がかかるような物件であれば、申し分ないわけです。
売却不動産の良さをアピールすること
このように、様々な買い手がいるわけですが、売却側からすると、
所有している不動産の「属性」(住所、立地、価格、道路付け、所有権か借地権かなど)は、
ほとんど変えることが出来ません。
逆に言えば、その土地の特性を生かし、そのポイントを評価してくれる買い手さんと巡り合うことが必要となります。
売り主さんは、長年そこに住み、保有してきた愛着ある土地です。
その土地の良さを一番知っているのは、売り主さん自身です。
不動産会社に売却をお願いするとき、通常販売図面(通称マイソク)というA4版の資料を仲介会社が作成します。
また、最近では、インターネットの紹介サイトに仲介会社が登録する際、
物件の外観、部屋の様子などの写真を掲載するのが普通です。
このように、買主さんにアピールすることを売り主さん自身がしっかりまとめ、
販売を委託する不動産会社にきちんと伝えることによって、売却がスムーズに進むのです。
何も遠慮することはありません。
今まで住んできた愛着ある物件を、めいっぱいアピールして、良いご縁をつかみましょう。
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