中古マンション市場が熱い!
中古マンションの価格が購入時よりも高い値を示したり、中古マンションの取引が活発化してきている現場はご存知でしょうか?昨年度はついに都心部において、「新築マンションの取引件数を中古マンションが上回る」という逆転現象が起こりました。
そこで今回は、中古マンションの売買を検討する人のために、中古マンションの資産価値を見極める3つのポイントをご紹介します。
「新築のマイホームは手が届かない」と、中古マンションを探している若いご夫婦や、「大きな家の維持管理が大変になったから便利なマンションに引越をしたい」と考えているご年配の方々に、中古マンションを購入する際にしっかりと確認しておきたい点を3つご紹介したいと思います。
中古マンションの妥当な資産価値を見極めるポイントとは?
まず1つ目は、立地です。目安としては駅から徒歩15分圏内というところでしょうか。これを超えてくると売却時の価値も下がっていき、人気も落ちていきます。人気のマンションは駅周辺にある事は言うまでもありません。郊外にある駅徒歩圏外の中古マンションの値が崩れてしまう理由や、都心部のかなり築年数のたった駅近のマンションがヴィンテージとして人気があるのも立地の良さにあるといえます。
しかし地方においては、駅から遠い場合でも、住宅地周辺にショッピングモールや金融機関、教育機関といった生活利便に優れた環境がある場合は、子育てしやすいなどの理由から人気が集まる場合もあります。
2つ目は建物の状態です。建物は経年劣化していく事は言うまでもありませんが、建物に使用している材質や管理状況により劣化の仕方がずいぶんと変わってきます。素人の目には非常にわかりにくいため、「地盤沈下がないか」「ひび割れや水漏れがないか」「鉄骨部分の錆がないか」などを建築のプロに調査診断してもらうことをお勧めします。マンションの価値に見合う妥当な金額かどうかをきちんと確認しましょう。
3つ目は維持管理です。「長期大規模修繕計画がしっかりとしているか」を確認するとわかります。共有部分の廊下などから、外壁、内部を通る配管など、大掛かりなものから細かい対応まで、きちんと管理され、そのための積立金額が妥当であるかなど、計画書を確認しましょう。仲介業者や管理組合に問い合わせれば開示してもらえます。
中古マンションの購入を検討する際は、立地・現況・管理状態の3つに気を付けて、しっかりと資産価値を確認するようにしましょう。