不動産の売却時期はいつが適当か知るための知識
不動産を売却する際には、出来るだけ高く売りたいと考えるのが普通でしょう。
しかし、世間の情勢や地価の相場、買い手の有無により日々変わっていくのが常です。
いわゆるタイミングの良し悪しにより、希望の金額で売れたり売れなかったりするわけですので、適切な売却時期を見極める必要があるでしょう。
ここでは、どのようなタイミングで売却していくのが良いか、その知識について紹介していきます。
●孫氏の兵法に倣う売却のコツ
有名な孫氏の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。
これは、敵と自身の力量やおかれている状況などを正しく知る事で、戦になったとしても危機に陥ることが無いというもので、
不動産売却のコツにおいても通じるものがあるのです。
つまりは、自身の情報である不動産の価値や特徴、立地などの条件に加えて、どのようなターゲットが買い手として理想的であるかを知ることが大切になります。
これに加えて、世間や地域の情勢などを理解することで、不動産の売却時期を見極めることができるようになるでしょう。
●所有物件における知っておきたいポイント
まずは所有している不動産の特徴を抑えておくことにしましょう。
・間取り
・築年数
・近隣のインフラ状況(最寄り駅やコンビニ、スーパーなどへの利便性)
といった条件がすぐに思いつきますが、その他にも住むのに適した家族構成や、
システムキッチン、オール電化といった生活にかかる情報も意識しておくと良いです。
●購入者が買いたいと思う物件であるか~魅力となる点を理解する~
先に抑えておいた情報に対して、完全に合致する購入者が入ればすぐにでも決まるでしょう。
しかしそうしたケースは稀なので、少しでもアピールポイントを増やすことで多少妥協しても買いたいと考えるような
購買意欲を刺激する要素を増やしておくのがポイントです。
●競合する似たような条件の物件がないかを確認する
近隣に同様の条件の物件があるかどうかも知っておくことが重要です。
もし希望額より安値で出されている場合には、そちらの方が早く成約する可能性が高いので、売り出す時期としては適さないでしょう。
例えば、同じデザインで同じ地域にある物件の場合には、値段で決めるしかなくなってしまうということです。
地域の中で、どのような条件の物件が売れているのか、その条件に合わない場合でもそれ以上の魅力的な点で優るところはあるかを
探っていくことで、良い条件・価格で売却することにつながっていきます。
不動産会社に任せっきりにするよりも、担当者にも気付かないような魅力を発信して、一緒に不動産売却に取り組んでいくことで、
少しでも良い条件で売却することが出来るでしょう。