良い物件を見つけたい時の不動産屋選びのポイント
大手不動産屋、地場不動産屋と色々な不動産会社がありますが、実際に不動産売買を行う上で良い不動産屋さんには
どのようなポイントがあるのでしょうか。探す時、売る時とに分けて紹介していきましょう。
◎条件の良い不動産を探したい時
不動産を探す時には以下の3つのポイントに注目して見極めていくのが重要です。
・電話対応時の声を良く聞いてみよう
まずは不動産屋に問い合わせをしてみて、「元気な声」であるかを確認しましょう。
接客に力を入れている不動産会社では、電話対応時に好印象を持たれる対話術を心得ているので、まず第一印象でお客様の
ことを考えているというアピールをしてくるはずです。
つまり、こうしたしっかりとした接客研修をしているかどうかが第一声で見極められます。
また、お客様を待たせないという基本姿勢から、3コール以内に電話を取らない不動産屋は避けておいた方が良いでしょう。
・ネットでの生の声を参考にしよう
不動産会社を利用した経験のある人からの口コミや評判は、生きたリアルな評価です。
利用しようとしている不動産会社に対する評価はすべてが良いとは限らないので、誰が担当したのか、どんな
応対をされたのかに注目して、実際に来店したりした時の担当者が良いか悪いかの判断材料になるでしょう。
・仲介手数料が”かかる”不動産会社を選ぼう
不動産を選ぶ際には、少しでも予算を減らすために仲介手数料が安い所を選びたいと考えるのは自然なことですが、これ
により条件にマッチする物件を紹介してもらえないリスクがあることを覚えておきましょう。
不動産会社は、物件を紹介する際の仲介手数料と売主からの広告料で成り立っていますが、広告料がかかっていない物件も
多いのです。なので仲介手数料が半額や無料など割引をしている場合、利益を上げやすい条件の良い物件を紹介してもらえ
ない可能性もあります。
そのため予算に余裕があるならば、仲介手数料をきちんと1か月分取る不動産会社の方が、良い物件を見つけやすいという理屈です。
◎不動産を売る時のポイント
それでは逆に不動産を売る時にはどのような不動産屋が良いのでしょうか。順を追ってポイントを見ていきます。
・住み替えの場合なら売却を条件に新しい物件を購入しよう
住居用の不動産の住み替えならば、不動産を売却した不動産屋から購入するという形にしましょう。
これならば、売却が成立すれば物件を購入してもらえるので、不動産会社にとっては二重の得になります。
このため、営業にも熱が入り優先的に契約活動をしてくれるはずです。
・行政処分などの履歴を確認しよう
その不動産会社が信頼に足るかどうかは、これまでの不動産会社の経歴が物語っています。
そのため口コミはもちろんのこと、免許番号から検索できる行政機関からの処分歴も確認しておきましょう。
過去の実績に関しては無料で閲覧できるので、参考にしましょう。
・得意な不動産であるかどうか
不動産会社の種類によっては、取扱い物件の得手不得手があります。
所有している不動産の種類を媒介業務で取り扱っている不動産会社を選びましょう。
・悩んだら一括査定をしてみよう
どの不動産会社を選べば良いか、迷っているなら一括査定が早くて便利です。
不動産の査定額は大きな違いはないですが、極端に高い・低い査定額や「必ず売る」などの謳い文句をしてくる
業者は避けておきましょう。
・媒介契約の種類にも注目しよう
業者が決まったら契約を結びますが、その際の契約の種類にも注意しておきましょう。
・一般媒介契約
契約有効期間が無く最も緩い契約になるので、業者の営業活動が緩慢になりやすいリスクがあります。
・専任媒介契約
契約有効期間は3ヶ月で、売り主への報告義務なども発生するので、不動産会社の営業活動も熱心になりやすいです。
また、他の会社との同時契約もできません。
・専属専任媒介契約
専任媒介契約と同様の制限に加えて、より頻繁に経過報告などをしてもらえます。
専任契約とはいえ、不動産会社が基本熱心でなければ契約期間が無駄に終わる可能性もあるので注意が必要です。
信頼出来る会社以外は選択しない方が無難でしょう。
また、一般を選んだ場合でも3ヶ月を過ぎた場合は、行政指導の推奨期間を過ぎたことになるため、契約解除を検討した方が良いです。
いかがでしたでしょうか。様々な不動産会社の中から、自分にあった会社を選ぶポイントとして参考になれば幸いです。